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MB側近 不正続出‘政権末期症候群’

登録:2011-02-18 00:27

原文入力:2011-02-17午後08:14:39(1547字)
最近3ケ月間に4人拘束・辞退
連座者 階級ますます重量級
執権4年目 レイムダック警告音

ファン・ジュンボム記者、コ・ナム記者

イ大統領 側近・権力不正 起きるか

李明博大統領の側近であるチャン・スマン防衛事業庁長がいわゆる‘飯場’(工事現場食堂)不正関与疑惑で退いた翌日の17日、大統領府には緊張感が漂った。側近および権力不正が相次いでいるためだ。
大統領府のある関係者は「こうしたことが再び起きるならばその時は…」と言葉を濁した。「側近不正も、レイムダックもない」と強調してきたが、李明博政府も執権4年目いなり側近不正で下り坂をひた走った過去の政府のパターンに陥るのではないかという危機感だ。

ますます大統領周辺の不正連座者の‘階級’と規模が大きくなり頻度も頻繁になる流れが大統領府をより一層不安にさせる。初期には大統領府行政官や退職秘書官などの個人不正的性格が濃厚だったとすれば、任期折返し点である昨年下半期以後には最側近高位要人らの権力型不正類型として現れている。

イ大統領の友人であるチョン・シニル セジュンナモ会長が昨年12月、イムチョン工業 イ・スウ代表から47億ウォンの金品を受け取った疑惑で拘束された後、今年に入り飯場不正関与疑惑でペ・ゴンギ大統領府監察チーム長が辞職し、チェ・ヨン江原ランド社長の拘束、チャン・スマン防衛事業庁長辞職などが続いた。ペ前チーム長はイ大統領のソウル市長時期に警察派遣で縁を結んだ以後、大統領選挙時には警護業務を経て大統領府内部監察を引き受けた影の側近だ。チェ社長もまた、李明博 ソウル市長時期に経営企画室長を務めSH公社社長を経て2009年に江原ランド社長になった。

嶺南出身でイ大統領の高麗大後輩でありソマン教会に通ったチャン前庁長は代表的な‘コ・ソヨン’人脈であり、大統領選挙時から経済政策を助けた核心側近だ。昨年12月以後、3ケ月間にイ大統領の側近4人がぞろぞろと不正疑惑に絡まった。また、カン・ヒラク前警察庁長官が飯場不正に関わり庁長執務室で9000万ウォンを受け取るなど1億9000万ウォンを受け取った疑惑で去る15日に拘束起訴されたことも大統領府としては負担になる。

与野党の区別無く批判と警告の声が出てきた。パク・チウォン民主党代表はこの日 国会で開かれた高位政策会議で「いよいよ李明博政府4年目に入り権力型不正があらわれている」として「労働者の食事代から‘ピンはね’してわいろを捧げた飯場ゲートでこの権力の実力者らが金を受け取った事実が明らかになり李明博政府がどれほど破廉恥な政権なのかが現れている」と話した。国会情報委員長のハンナラ党クォン・ヨンセ議員は「今のように続けて側近不正が出てくれば李明博政府がまともに評価されることは難しくなり、政権が難しくなる」として「もう執権4年目で任期末だ。一層積極的で厳正に側近を取り締まらなければならない」と話した。

こうした中、イ大統領はこの日 大統領府で第一次公正社会推進会議を開き 「国民の71%が私たちの社会が公正でないと考えているという」とし「公正社会は今後も超党派的に超政権的に実行されなければならない」と話した。だが、大統領府内外では「公正社会が力を得るには大統領近くの不正をなくし徹底して厳しく処断することから始めなければならないだろう」という話が出た。

ファン・ジュンボム、コ・ナム記者 jaybee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/463969.html 訳J.S