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カイロ広場 興奮のるつぼ… "エジプトは自由を得た"

登録:2011-02-12 08:14
https://www.hani.co.kr/arti/international/arabafrica/463017.html

原文入力:2011-02-11午後07:41:23(1594字)
[ムバラク エジプト大統領 下野] 爆発的民主化デモ18日ぶりに "革命成功"
1百万人 三色旗 打ち振り "我々はやり遂げた"

リュ・イグン記者

沸き立つ群衆‘熱い広場’
"エジプトは自由を得た! エジプトは自由を得た!"

6回も死の峠を越したというホスニ・ムバラク(83)エジプト大統領の30年鉄拳統治が18日ぶりに力なく崩れた。ムバラクの下野を発表するオマル スレイマン副大統領の対国民テレビ演説はちょうど30秒だった。11日(現地時間)夕暮れの広場は一瞬で興奮のるつぼに変わった。首都カイロのタフリール(解放)広場は文字どおり‘解放空間’となった。現場で生中継する<CNN>アンカーの声は群衆の歓呼と自動車の警笛で聞き取りにくかった。百万名のエジプト人は三色国旗を振り、独裁者を引きずり下ろした‘コシャリ革命’の成功を祝った。

キギ イブラヒムは<BBC>放送に「我々はやり遂げた。信じられない。独裁者ムバラクが消えた。エジプト人は永遠に自由だろう。我々は誇らしい。皆が幸せだ」と話した。アラビズという名のネチズンはツイッターに「まだ信じられない思いだ」として喜びを隠せなかった。三日前に冷めた示威の熱気に再び火をつけたゴニム グーグル中東・北アフリカ マーケティング責任者は、ツイッターに「真の英雄はタフリール広場とエジプト各地にいる皆さんだ」と書いた。

<BBC>は「デモ隊が待ち望んだ瞬間」とムバラク下野の瞬間を伝えた。アイマン モヘルディン<アルジャジーラ>通信員は 「夢が現実になった」というエジプト人の歓呼を伝えた。エジプトに先立ち独裁者を追い出したチュニジア市民たちも路上に出てきて隣国の民主革命を祝った。

この日、ムバラクの下野前、タフリール広場の雰囲気は不明瞭だった。広場は前日から期待から歓呼へ、そしてまた怒りから反発と背信感へ一進一退した。この日昼、軍部がムバラク大統領の漸進的権力委譲方式を‘支持’すると明らかにし、デモ隊は前日 即刻退陣を拒否したムバラクに対する怒りと信じていた軍部に対する新たな失望感などで複雑な雰囲気になった。ある市民は「軍隊が私たちを失望させた」と話したと<AFP>通信が伝えた。大統領宮に集まった市民らは鉄条網の向い側で宮を守る軍隊と対峙もした。

ムバラクの退陣を望むという意味で‘下野の金曜日’という名前がついたこの日は、実際にムバラクの下野につながった。デモ指導者らは2千万人のデモ参加を要請した中で、外信は少なくとも全国で100万人以上が街頭に出たと報道した。アレクサンドリア、マハラ、タンタ、スエズ、イスマイリアなどエジプト各地で多いところでは数十万人が路上に出てムバラク退陣を叫んだ。そして結局、市民の力で独裁を終息させた。

前日タフリール広場のエジプト市民たちは朗報を待ったが、ムバラクは来る9月までの任期を全うするという意向を明らかにし、市民を怒らせた。怒りが再び歓喜に変わるのに24時間とはかからなかった。この間、軍部のデモ隊帰宅要求、ムバラク‘支持’の便りが伝えられながら、広場は一時 把握しかねる状況に陥った。この日午後、ムバラクがデモ隊が取り囲む大統領宮を去り、シナイ半島の休養都市に逃れたという便りに、何か新しい便りが飛び込んでくるのではないかという話が行き交った。市民の 「立ち去れ、立ち去れ!」という要求と叫びに、独裁者ムバラクは結局ひざまずき大統領宮を立ち去った。リュ・イグン記者 ryuyigeun@hani.co.kr

原文: 訳J.S