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[ニュースブリーフィング] ソウル市 無償給食 葛藤 2弾

登録:2011-02-10 14:42
https://www.hani.co.kr/arti/m_today/m_briefing/462688.html

原文入力:2011-02-10午前08:56:09(1218字)

子供たちの食べ物を巡りソウル市と市議会の神経戦がまた激化しました。
ソウル市が9日、新学期を控え‘小学校給食親環境食材購入支援予算’59億ウォンを執行しないと発表したのです。この予算は当初ソウル市の今年度予算案に編成され市議会でも通過した予算案です。

ところがソウル市が態度を変え、支援不可に背を向けたことには理由があります。

当初、ソウル市は昨年末市議会に今年の予算案を提出しつつ、小・中・高親環境優秀農畜産物購入予算102億ウォンを編成しました。ところが、ソウル市議会が無償給食を推進する中で、この予算から小学校支援分だけを引き離し‘小学校全面無償給食予算’のソウル市負担持分(695億ウォン)に反映したのです。

従って、お金が消えたわけではないのです。問題はソウル市が無償給食に反対しているという点です。ソウル市は‘小学校全面無償給食予算’を市議会に再議を要求した状態ではないですか? 言ってみれば拒否権を行使したということでしょう。ソウル市の立場は中・高校支援予算44億ウォンだけを執行するということです。

この問題は時間がかかりそうです。市議会は来週に本会議を開き、ソウル市の再議要求案件を処理する予定です。しかし民主党が掌握している市議会は、無償給食予算案を原案どおり再議決するものと展望されます。しかし、オ・セフン市長は再議決された場合、最高裁に無効確認訴訟を起こすという立場です。

事実、今回の小学校親環境食材費支援を巡るソウル市と市議会の葛藤は単純な自尊心争い、名分争いだけではありません。同じ親環境食材費支援とはいえ、ソウル市の支援計画と市議会の支援計画とは違います。

ソウル市は希望する学校に限り申請を受け支援するということです。また、この支援金にはソウル市親環境流通センターを通じて親環境農産物を購入しなければならないなどの条件がついています。従ってオ市長の選別福祉論と対応するものです。実際に昨年の場合、ソウル市小学校の内 50%余りだけが申請しました。

反面、市議会が処理した予算案は選別支援ではありません。すべての学校に支援するということです。条件が別についてはいません。文字どおり無償給食支援の一環で、普遍福祉の趣旨に符合するものでしょう。

結局、核心は再び原点に帰ります。無償給食か否か、あるいは普遍福祉か、選別福祉かです。

いつになれば、子供たちは‘上げる、上げない’と言いながら争う大人たちを気にせずに安らかに食事をすることができるようになるのでしょうか?

パク・ビョンス モバイル エディター suh@hani.co.kr

原文: 訳J.S