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‘離婚訴訟’ イ・ジェヨン後継者 イメージ打撃

登録:2009-02-14 14:22

原文入力:2009-02-14午前12:37:32
三星電子・エバーランドなど株式1兆ウォン超
財産分割対象, 結婚以後ならば影響なし

クァク・ジョンス記者,キム・ヨンヒ記者

←イ・ジェヨン三星電子専務株式所有現況

“噂が盛んだったが結局….”
三星系列会社のある役員は13日イ・ゴンヒ元三星会長の息子イ・ジェヨン三星電子専務が夫人イム・セリョン氏に離婚訴訟に起こされたという情報に複雑な心境を隠すことができなかった。三星内外で関心が集中する部分は、離婚訴訟の背景と共に三星の経営権継承に及ぼす影響だ。
夫人イム氏は離婚訴訟と共に財産分割を要求した。イ専務の財産は預金と不動産を除き株式だけでも三星電子(持分率0.49%)・エバーランド(25.1%)・ネットワークス(7.64%)・SDS(9.1%)・投資信託運用(7.7%)・ソウル通信技術(46.04%)等、1兆ウォンを越えると評価されている。株式の中でもグループ支配構造に影響を及ぼす核心的なものは三星電子とエバーランドだ。

イ専務が保有している三星電子株式84万株余りの価値は13日終値基準で4311億ウォンに達する。非上場会社のエバーランド株式は純資産価値を基準として約4900億ウォンだ。これらの財産に分割がなされるならばイ専務としては大きい負担にならざるをえない。特に三星の所有支配構造で頂点にあるエバーランド株式は絶対に放棄できない株式だ。三星電子もグループを代表する核心企業だが、保有持分が0.57%と多くなくやはり失うわけにはいかない。

分割対象が二人の結婚以後に形成された財産に限定されるならば事情は違う。電子を含んで保有株式の大部分は1998年の結婚以前に取得したものだ。結婚以後に取得した株式はSDSとネットワークス,価値ネット程度だ。これらの価値も1200億ウォン程度と少なくはないが、経営権継承に影響を及ぼす程ではない。三星広報チームのある役員は「イ専務の財産は大部分が結婚前に受け継いだものなので財産分割対象ではない」と話した。

イ専務に財産分割以上に気になる部分は、三星後継者として積み重ねたイメージの損傷ということができる。グループ広報チームは「過去に離婚がダブー視された時期もあったが今は大きく変わっているのではないか」と話す。だが4大グループのある高位役員は「イ専務が三星後継者としてのイメージに致命傷を受けることになった」と指摘する。イ専務はこの間 ‘誠実で模範的な後継者’ というイメージを育てるのに努力してきたが今回の事件で水の泡になった。三星系列会社のある役員は「これから離婚訴訟の内部事情まで流出すれば傷はより大きくなるだろう」と心配した。三星としては不法経営権継承事件の大法院宣告を控えた重要な時点に再び‘大型悪材料’に出遭ったわけだ。

クァク・ジョンス大企業専門記者,キム・ヨンヒ記者jskwak@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/338702.html

原文: 訳J.S