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[単独] 今度は‘詐欺’…風の静まる日がないソマン(希望)教会

登録:2011-02-07 11:13

原文入力:2011-02-07午前08:17:29(1373字)
副牧師が信徒の金 9億7千万ウォン 横領した疑惑
起訴 "大統領府 信友会 指導牧師 名刺ばら撒き威勢誇示"
波紋起きるや職位辞退…拘束避けるため診断書捏造

ノ・ヒョンウン記者

李明博大統領と現政権の中心人物らが多く通うことで有名になったソウル江南区、新寺洞のソマン教会のある牧師が、信徒の家を担保にし10億ウォン近いお金を借り受け横領した疑惑で拘束起訴された事実が一歩遅れて確認された。この牧師は常に ‘大統領府キリスト教信友会指導牧師’ という名刺(写真)を持ち歩き、自身の地位を誇示し、告訴された後には逮捕・拘束を避けるため診断書捏造まで試みた事実が検察の捜査の結果明らかになった。

ソウル中央地検刑事4部(部長 パク・チョル)は自身の財力を誇示し、すぐにお金を返すことができるとだまし、ソマン教会 勧師 イ・某氏の家を担保に9億7000万ウォンを借り受け横領した疑惑(特定経済犯罪加重処罰法の詐欺)等でこの教会のイ・某(54)前副牧師を拘束起訴したと6日明らかにした。

イ前副牧師は妻の薬局開業資金などの名目で2004年11月から2007年6月までに被害者イ氏の住宅を担保に7回にわたり9億7000万ウォンを借り受け横領した疑惑を受けている。イ前副牧師は借金を返すことができるとだますために「米貨100万ドルに対する返還訴訟を進めており、Cミネラルウォーターなどに投資した資金があり20億ウォン程度の受け取る予定の金がある」 と主張したが、これは全て偽りだったと検察は明らかにした。

検察関係者は「イ前副牧師はすでに被害者イ氏に数億ウォンの借金をしていた上、他人の金を借りて運営していたカーセンターの賃借保証金さえ返せずにいたため、金を返す意志や能力もなしに金を借りて横領したと見られる」 と話した。

イ前副牧師はまた、被害者イ氏が告訴し捜査を受けることになるなり偽りの診断書を作り検察に提出した疑惑(私文書変造など)も受けている。イ前副牧師は検察捜査が本格化した昨年7月、あらかじめ発給されていた糖尿病診断書に 「この患者は糖尿合併症症状のために米国に行き治療および手術を受けなければなりません。 この患者は米国永住権者なので米国に行き安い費用で治療および手術を受けられるようお願い申し上げます」 という内容を追加で書き入れ、これを昨年8月 検察にファックスで伝送していた。イ前副牧師は2001年からソマン教会で副牧師として仕事をし、昨年6月にこの詐欺疑惑が論議になるや副牧師職を辞退した。

担任牧師資格問題を巡る二度の暴行事件でかねてより論難を起こしていたソマン教会は今回の詐欺事件で再び口の端に上ることになった。ソマン教会に通うある法曹界要人は「教会内部に多くの問題点が出ているのに、こういう内容が外に知られれば大統領に累を及ぼすという思いで皆が隠しており改善されずにいると見られる」 と話した。

ノ・ヒョンウン記者 goloke@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/462023.html 訳J.S