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エジプト政府-野党圏 ‘対話局面’ ムスリム兄弟団 "会おう" …元老ら、スレイマン 接触

登録:2011-02-07 00:04

原文入力:2011-02-06午後07:20:54(1370字)
デモ隊 "ムバラク退陣が解決法 " デモ継続 態度

イ・ポニョン記者、チョ・イルジュン記者

エジプト政府とムスリム兄弟団など野党圏勢力が対話を始め2週ほど続いているエジプト デモ政局が対話局面に入り込んでいる。 米国はホスニ・ムバラク大統領の即刻退陣よりはオマル スレイマン副大統領が状況を管理する ‘漸進的権力委譲’ を好んでおりデモ勢力がこれにどのように反応するかが事態の方向を決めるものと見られる。

スレイマン副大統領の対話提案を当初一蹴したムスリム兄弟団は6日(現地時間) 対話に応じると明らかにした。 匿名を要求したムスリム兄弟団関係者は「彼らが国民の要求受け入れと関連してどんな準備ができているのかを調べてみようという趣旨で対話参加を決心した」 と<AFP>通信に話した。 スレイマン副大統領はこの日午前11時にムスリム兄弟団をはじめとする野党圏代表らと会う予定だ。

<アルジャジーラ>放送はエジプト最大野党圏勢力のムスリム兄弟団がムバラク大統領退陣、議会解散と過渡政府樹立、デモ鎮圧に対する真相調査と責任者処罰を要求する方針だと報道した。 ムスリム兄弟団は最もよく組織された野党圏勢力だが、ムバラク政権によって非合法化され、イスラム主義的指向であることを理由に米国からも牽制対象とされてきた。 複数の野党指導者らが5日、スレイマン副大統領に会ったという報道も出てきたが、対話内容は公開されていない。

現地言論が  "賢者たち" と呼ぶ元老たちとスレイマン副大統領間の対話も解決法の一つの分岐点に浮上した。 通信会社オラスコムのナギブ サウィリス会長など名望家たちで構成された "賢者たち" が仲裁に出ることに対し、一部野党圏の主要人物らは支持意思を表明した。

対話の動きは米国がスレイマン副大統領を実質的政府代表と認定し ‘軟着陸ロードマップ’ を用意する中で本格化した。 ヒラリー・クリントン国務長官は5日、ドイツで開かれるミュンヘン安保会議に参加し 「スレイマン副大統領が事実上 率いているエジプト政府が発表した転換計画が重要と考える」 と話し、チョ・バイデン副大統領はスレイマン副大統領に電話をかけ 「確固たる改革議題と明確な日程、即刻措置」 を促した。

政府与党の民族民主党は5日、指導部集団辞退で柔軟ジェスチアーを示した。ムバラク大統領の後継者として議論された子息のガマールも党政策委員長から退いた。 だが、ムバラク大統領は総裁職を守りながら5日前に改編された内閣と初めての会議を開いた。

デモ隊は依然として政府与党の宥和姿勢に拒否感を示しながら抗争を持続するという意向を示している。 前日10万人が参加した大規模集会が開かれたカイロのタフリール広場にはデモ2日目の5日、数千名が集まりムバラク大統領の即刻退陣を要求した。

カイロ/チョ・イルジュン記者、イ・ポニョン記者 iljun@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/arabafrica/461956.html 訳J.S