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"一回の食事、温室ガス4.8㎏排出"

登録:2011-02-03 00:05

原文入力:2011-02-01午後07:41:59(984字)
ヤン・スンニョン教授、4人家族で算定
車が25km走る時に匹敵
外食すれば排出量は軽く 3倍

ナム・ジョンヨン記者

←食べ物別温室ガス発生量

一回の食事が整えられるまでに温室ガスはどのくらい排出されるだろうか?

ヤン・スンニョン高麗大教授(食品資源経済学)が昨年12月に出した ‘食物のエネルギー消耗量および温室ガス排出量算定’ 報告書によれば、4人家族の一回の食事が整えられるまでに温室カス約4.8㎏(1人当り1.19㎏)が排出される。保健福祉部が施行する国民健康栄養調査の国民多消費飲食を土台に一般的な家庭の ‘標本献立’ を決め算出したものだ。これは乗用車一台が25km走る時に出る温室ガスに匹敵する。

食事が食卓に上がるまでに色々な段階で化石燃料が使われる。豚肉や牛肉を生産するには飼料製造と運送過程で温室カスが発生する。輸入食材は長距離運送される過程で温室カスが追加される。料理の際にも都市ガスなどの化石燃料が使われる。温室ガス排出量を生産段階別に分析してみれば、食材料生産過程で77%、運送過程で2%、料理過程で21%が排出されることが明らかになった。

また、外で食べるより家で食べる方が親環境的だ。外食献立の1人平均温室ガス排出量は3.43㎏で、家庭標本献立(1.19㎏)の約3倍に達することが明らかになった。

それではどんな食べ物が温室ガスを多く排出するのだろうか? 1人分を基準としてサンギョプサル(豚三枚肉焼き)食卓(ご飯・鍋・常備菜含む)は1.64㎏を排出するが、牛肉カルビ焼き食卓は7.72㎏を排出する。農場の牛が反芻しながら温室ガスであるメタンを多く出すためだ。これは4人が家で一食を食べる場合より1.5倍も多い排出量だ。

残飯を処理する時も年間724㎏(4人家庭基準)の温室カスが発生する。各家庭で捨てた生ごみを資源化施設へ運び、飼料・堆肥にリサイクルする過程を経なければならないためだ。724㎏は乗用車でソウルから釜山まで4.8往復する時に出てくる温室ガス量に相当する。 ナム・ジョンヨン記者

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/461776.html 訳J.S