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フェイスブックに人材奪われる ‘グーグルの屈辱’ なぜ?

登録:2011-01-28 08:44
https://www.hani.co.kr/arti/economy/it/460979.html

原文入力:2011-01-28午前12:15:06(1353字)
三星研 "グーグル、巨大になるにつれ遅くなり…フェイスブック、挑戦・成長の機会与える"

ク・ポングォン記者

アラン ユースタス グーグル首席副社長が27日、公式ブログにあげた文が情報技術(IT)業界就職希望者たちの間で話題になっている。 会社設立後、最大規模の6000人越える人員を今年採用する予定であり、全世界から最高人材を採用するという内容だ。

ユースタス副社長は 「更地からウェブ基盤OSを作り、1億ギガバイトを越えるインデックスを瞬間検索し、自動運転自動車を開発したように、グーグルはコンピュータ科学で最も難解な問題を解決できる賢く創造的な人材を求めている」 として「グーグルでは大部分の業務は小規模チーム単位になされておりベンチャー企業のように効率的で、大部分のグーグル職員らが会社で経歴を積み新しい挑戦に出ている」 と明らかにした。

この間 随時採用をしてきたグーグルが、大規模採用公告を出し、グーグルで仕事をすることがベンチャー企業と比べてどんな利点があるのかを広報したことは ‘異例的’ だ。 特別に広報をしなくとも優秀人材が駆せ参じたシリコンバレー‘人材のブラックホール’であるグーグルの採用文化ががらりと変わったことは、フェイスブックと関連付けずに考えることはできない。 グーグルの核心サービスを開発し成長を牽引してきた首席エンジニアと役員の相当数が最近フェイスブックに移っている。 ある調査によれば、昨年12月基準でフェイスブック職員2000人余りの内 7%に該当する137人がグーグル出身であり、これらの大多数がグーグルと事業領域が重なる分野で仕事をしている。 なぜ多くの人材がグーグルからフェイスブックに移っているのだろうか?

これに対して三星経済研究所がこの日 ‘グーグルとフェイスブックの人材戦争’ という報告書を出し、フェイスブックが優秀人材を引き寄せる背景に光を当てた。キム・ジェウォン専任研究員は 「フェイスブックは自律性と創意性を尊重する組織文化、ビジョンを提示する役割モデルとしての創業者がいて、特に企業公開を控えた新生企業としてストックオプションなど職員らに莫大な財産形成の機会を提示している」 と分析した。 革新が日常化したシリコンバレーでは、お金でなくとも新しい挑戦と成長機会が重要だという話だ。 最近グーグルからフェイスブックに移ったある職員は<ニューヨークタイムズ>とのインタビューで 「グーグルは巨大化しゆっくり動く会社になってしまい、フェイスブックはこれに比べすべてのことがいち早くなされる」 と転職の理由を明らかにした。

グーグルとフェイスブックは検索と社会関係網サービス(SNS)分野に一歩遅れて参入したが両社とも革新的機能を前面に掲げ既存強者らを制圧したという共通点を持っている。企業の核心競争力を ‘革新を指向する人’ に求める点も同じだ。

ク・ポングォン記者 starry9@hani.co.kr

原文: 訳J.S