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イ大統領, ウォン・セフン,ヒョン・インテク任命強行

登録:2009-02-13 10:24

原文入力:2009-02-12午後10:55:42
一日形式だけの聴聞会?
国会本会議報告経ずに急いで任命状
野党 “熟慮過程なしで ‘速度戦’ゴリ押し”

カン・ヒチョル記者イユ・チュヒョン記者キム・ジョンス記者

←イ・ミョンバク大統領が12日午後、大統領府でユン・ジュンヒョン企画財政部長官(右端),ウォン・セフン国家情報院長(左側2番目),ヒョン・インテク統一部長官などに任命状を与えた後、共に会議場に移動している。 キム・ジョンス記者jongsoo@hani.co.kr

大統領府が12日、国会人事聴聞会が終わるやいなやウォン・セフン国家情報院長候補者,ヒョン・インテク統一部長官候補者の任命を強行した。これに対し民主党は国会次元の検証が完全に終わっていない状態でこれらに急いで任命状を与えたことはゴリ押し人事の典型だ
とし反発して出た。
関連法に従えば人事聴聞経過報告書は本会議報告を経て、特別な状況では例外的に議長が大統領府に‘直送’することができるようになっている。大統領府が国会手続きを無視する上に、国会議長までが手伝う姿が現れたものだ。

民主党は国会次元の検証が完全に終わっていない状態で急いで任命状を与えたことはゴリ押し人事の典型だとして反発した。民主党は,ユン・ジュンヒョン候補者とは異なりウォン候補者とヒョン・インテク候補者に提起された疑惑がすっきり解明されず、むしろ疑惑が増幅されていると主張した。従ってさらに検証した後に任命しても遅くないのに大統領府が人事でも‘速度戦’を展開しているというのが民主党の指摘だ。

民主党は特にウォン候補者の場合、夫人イ・某氏名義でなされた京畿道,抱川の土地売買過程に対する解明が抱川市庁側の説明と異なり候補者自身の兵役免除過程も相変らず釈然としないと見る。1974年ウォン候補者が内務部に入る時に受けた身体検査結果で正常判定が出たのに、どうして2年後に受けた軍入隊身体検査では下顎関節炎という重症で免除処分を受けたのか解明が不充分だということだ。

しかしハンナラ党所属情報委員らは「国家情報院長として任務を遂行するには支障がないように見える」という見解を明らかにした。 またウォン候補者の業務推進力と調停能力はもちろん外交・安保・南北問題などに対する専門性,国家情報院改革意志と政治的中立性追求などの項目でも与野党は尖鋭な見解の違いを表わした。

これに伴い、この日午前聴聞経過報告書採択のために開かれた国会情報委では与野党間で意見が正反対に分かれた。ハンナラ党はまあまあ適格だとみた反面、民主党は疑惑がきれいに解消されないというのに適格判定に同意することはできないと対抗した。結局、与野党は情報委次元の意見を出さないまま検証項目に対する各党の判断だけ報告書に書くことにした。ウォン候補者に対する聴聞手続きは結局‘未完’のまま終えられたわけだ。

ヒョン候補者の場合も似ている。去る9日の聴聞会では彼がイ・ミョンバク政府引継ぎ委員の時期に統一部廃止を含む政府組織改編案に賛成したという‘事実’が明らかになった。候補者自身も改編案が全員一致で確定した業務引継ぎ委員会全体会議席に参加したと答えたし、参考人として出てきたホン・ドゥスン ソウル大教授(当時引継ぎ委員)もこれを認めた。

民主党はまた済州道蓮洞の土地を父親から便法贈与されたという疑惑に対し、ヒョン候補者が「贈与は受けなかった」とだけできちんと説明できなかったことも問題にした。しかしハンナラ党は大統領府の日程に合わせて聴聞報告書を一方的に採択した。

カン・ヒチョル,イユ・チュヒョン記者hckang@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/338469.html

原文: 訳J.S