原文入力:2009-02-13午前12:05:19
‘大統領府発世論糊塗’ 波紋
受信者指定 広報担当官 “隠してしまうものも無い”
キル・ユンヒョン記者
←アン・ミンソク民主党議員が12日午後国会本会議場で5分発言をして大統領府行政官が警察庁に送ったEメール資料を持ち上げて見せている。 ニューシス
大統領府が龍山惨事対応のために軍浦連続殺人事件を活用しろとの‘電子メール指針’を警察に送ったという論議と関連して、行政官の‘個人行動’可能性調査に入った。反面、警察は始終一貫“大統領府からどんな形式の指針や指示も受けたことがない”として全面否認している。
問題の電子メールの受信者に指定された警察庁広報担当官は12日電子メール受領事実を積極的に否認し庁舎内の事務室に閉じこもって外出そまかった。彼は「去る4日キム・ユジョン民主党議員室側から広報担当官室の‘文書受発信目録’を要求してきやので6日提出した」として「私たちが大統領府から何も受けていないから隠してしまうものもない」と話した。 彼はまた「警察は普段大統領府とコミュニケーションをする時、イ・ドングァン スポークスマン室を通じている」として「国民疎通秘書官室には知人もなく今まで指示を受けたこともない」と話した。チェ・クァンファ警察庁スポークスマンも「警察庁スポークスマンとして勤務してから大統領府から公的にも私的にも指示や連絡を受けたことはただの一度もない」と繰り返し強調した。
しかし、文書数発目録は文書番号が記載された‘正式公文書’だけ記載するもので形式をそろえなかった電子メールなどは記録されない。このために政界では野党が‘広報指針’の存在に対して確認を要請した直後、警察が内部的に収拾方案などを議論して苦心したという話も流れている。
特に龍山惨事捜査過程に見るように、警察は自身に不利な懸案がふくらめばひとまずは否認して、動かせない証拠が出てくれば遅れて言葉を変えたりひっくり返す様子を見せた。警察が電子メール指針のとおり連続殺人事件を異例的に‘迅速に積極的に’広報したという情況も多数あらわれている。参加連帯関係者は「広報指針が事実となれば中立義務がある警察が犯罪捜査を政治的目的に悪用したという批判を逃れがたい」として「また大統領府指針を執行したかいうことと関係なく、口を開けば法と原則を強調する警察が嘘をついたという事実だけでも道徳性と信頼に回復できない傷になりうる」と話した。 キル・ユンヒョン記者charisma@hani.co.kr