原文入力:2011-01-21午後08:04:42(1838字)
新CEOにラリー ページ…シュミットは経営一線から一歩後に
フェイスブック・ツイッターなどの挑戦に危機感…革新の手綱つかむ公算
ク・ポングォン記者
←グーグルの共同創業者ラリー ページ(中)が来る4月からグーグルの新しい代表理事を引き受けハンドルを握る。去る10年間、代表理事を受け持ってきたエリック シュミット(左側)は会長として経営一線から退いた。後釜に座る人はセルゲイ プリン(右側). 新しい経営陣体制を象徴的に見せるこの写真はグーグルが開発して昨年末試運転に成功した自動運転差でとったことで、今日(現地時間)グーグルが公式ブログに上げた。 グーグル提供
世の中の事情に明るくて信頼できる‘叔父’に任せた暮らしを10年がすぎて成長した本物主人が取り戻してくるということだろうか? でなければ革新エネルギー再充電のために30代の創業者兼オーナーが直轄経営に出るということなのか?
世界最大インターネット企業グーグルの代表理事兼最高経営者(CEO)がエリック シュミット(55)から共同創業者のラリー ページ(38)に変わる。グーグルは20日、昨年4分期実績を発表する席で、来る4月4日からラリー ページが代表理事を引き受け経営を指揮し、エリック シュミットは代表理事から会長に退くと明らかにした。共同創業者セルゲイ プリン(37)は戦略プロジェクトと新製品開発に専念することになる。シュミットはグーグル公式ブログにあげた文を通じ、自身は今後 交渉・提携・対官など対外業務を引き受け2人の共同創業者に対する諮問役割をすることになると明らかにした。
エリック シュミットはコンピュータ専門家でゼロックス バルアルト研究所とベル研究所を経てサンマイクロシステム最高技術責任者(CTO),Linux業者であるノーベル代表理事を務め、2001年からグーグルに合流し10年間 代表理事を務めてきた。 エリック シュミットはスタンフォード大博士課程の学生だったページとプリンが1998年に共同創業した検索専門会社グーグルを今日の世界最大インターネット企業に育てた最大功労者だ。優れた検索アルゴリズム開発能力を備えた20代共同創業者には製品とサービス品質を高めることができる研究・開発(R&D)に専念するようにし、自身は企業活動全般を引き受け‘グーグル号’を成功的に率いた。2004年の企業公開当時 270億ドルであったグーグルの企業価値は現在2000億ドル水準に大きくなった。優れた検索品質にもかかわらず、初期に収益基盤を整えられなかったグーグルは去る10年間に全世界に事業領域を拡張しオンライン広告、動画、モバイルなど新規分野でも突風を起こした。
←ラリー ページ.現在 役職員数 2万4000人の巨大企業に成長したグーグルは、経営実績も堅実な方だが、最近になってフェイスブックやツイッターのような新生企業に比べて革新能力で遅れをとり実行力が低下する官僚文化が現れているという指摘を受けてきた。特に最近数年間にグーグルの核心人材たちがフェイスブックなどに移ることも数回あった。グーグル副社長だったシェリル サンドバーグが2年前にフェイスブック最高運営責任者(COO)に移るなど、シリコンバレーの動力がグーグルからフェイスブックに変わったという評価も出てきた。また、フェイスブックが訪問者数とページビューでグーグルを上回り、グーグルは意欲的に推進した社会関係網サービス(SNS)やスマートテレビ分野で相次ぎ‘苦味’を見ている。これは経営・製品・開発を各々受け持ってきたシュミットとページ、プリンのトロイカ経営体制の効率性に対する懐疑につながった。ラリー ページは<ニューヨークタイムズ>とのインタビューで「私の主な役割中の一つはグーグルを敏捷ながらも新生企業の魂と情熱、速度を持った巨大企業にすることだ」と明らかにした。
一方、グーグルはこの日 投資説明会(IR)で昨年4分期の純利益は25億4000万ドルで、前年同期より29%増加したと発表した。これは市場分析家の予想水準を上回る実績だ。
ク・ポングォン記者 starry9@hani.co.kr