原文入力:2011-01-18午前09:05:13(1145字)
盧前大統領 名誉毀損 疑惑…召還すらせず‘捜査意志 失踪’
キム・テギュ記者
‘盧武鉉前大統領借名口座’発言でチョ・ヒョノ(56)警察庁長官が遺族たちから告訴・告発されて以来、18日で5ヶ月になる。ソウル中央地検刑事1部(部長 シン・ユチョル)は捜査初期に「一般名誉毀損事件捜査と同一に行う」としたが、最近は捜査状況について完全に口を閉ざしている。
チョ庁長はソウル地方警察庁長官として在職した昨年3月、機動部隊指揮官特講で「盧前大統領、何のために飛び降りましたか? 飛び降りた前日に口座が発見されなかったですか? 借名口座が。10万ウォンの小切手が…そのためにみみずく岩から飛び降りたのです」、「特検しようとして、それでクォン・ヤンスク女史が民主党に話をし特検出来ないようにしたのです。それをしたら全て明らかになってしまうので」と話した。チョ庁長の‘口’から始まった名誉毀損事件なので真偽と事実関係を確認するにはチョ庁長の召還調査が‘捜査のABC’という観測が多かった。
しかし、この事件の捜査は昨年9月 盧前大統領の婿クァク・サンオン弁護士に対する告訴・告発人調査で足踏みに入った。一時、チョ庁長書面調査の可能性を示した検察は、この頃は口を閉ざしている。ソウル中央地検シン・ギョンシク1次長検事は17日「具体的な捜査進行経過は確認し難く、捜査中ということだけを申し上げる」と話した。これはソウル東部地検刑事6部(部長 ヨ・ファンソプ)が‘飯場食堂運営権不正’に関わったカン・ヒラク(59)前警察庁長官とイ・キルボム(57)前海洋警察庁長官を公開召還したことと明確に対比される姿だ。
チョ庁長が政権の信任を土台に‘持ちこたえ’に入ったうえに、チョ庁長の発言自体が最高検察庁中央捜査部の盧前大統領捜査を再び復碁しなければならないという点などからソウル中央地検が相当な負担を感じているという分析が出ている。しかし、ある幹部検事は「ソウル中央地検首脳部まで行かずとも捜査チームに意志さえあればチョ庁長召還調査はできる」と話した。遺族たちの法律代理を引き受けたチョン・ヘチョル弁護士は「チョ庁長が言論だけに謝ると言いながら真意が何だったかを説明する有意味な謝罪の意を伝えたことがない」として 「チョ庁長に対する検察捜査が全く行われておらず遺族たちも苦々しい思いでいる」と話した。
キム・テギュ記者 dokbul@hani.co.kr
原文: 訳J.S