原文入力:2009-02-12午前12:30:35
教総懇談会で明らかに
キム・ソヨン記者
アン・ビョンマン教育科学技術部長官は11日、高麗大の‘高校等級制’実施疑惑など大学入試を巡る論難が広がっていることと関連して「こういう混乱が続くならば2012年以後にも大学入試自律化は不可能だ」と明らかにした。
アン長官はこの日午後、ソウル,瑞草区,牛眠洞,韓国教員団体総連合会(教総)を訪問し開いた政策懇談会で「大統領引継ぎ委員会の時に発表した大学入試自律化は2012年になって果たして大学自律化が可能なのかを見て可否を決めるということ」として「自律化は十分な社会的共感が形成されてこそ可能だ」と話した。
彼はパク・ヨンジョ教総首席副会長が「一部大学の本試験型論述と高校等級制実施疑惑、これに対する韓国大学教育協議会の消極的な対処など大学入試自律化に対する信頼が低下して混乱と苦痛が加重されている」として長官の立場を聴く質問に「入試問題で教育現場に混乱と苦痛が加重されているということに積極的に同感する」と話した。
アン長官は続けて「政府が大学入試自律化を持ち出したのはこういう混乱と苦痛を招くためのものでなく、私教育費を軽減させ創意的な教育制度を完成するためのもの」と強調した。彼はまた「自律の中には義務と責任が後に伴わなければならない」として「入試が無秩序に向かうならば政府としては途方もない責任感を持つようになるだけに大教協は教育主導者と協議体を作り入試方向など重要な問題を協議した方が良い」と付け加えた。
アン長官は「大学が学生たちの素質・才能・環境でなく点数でだけ選抜するのは限界がある」として「入試方向に対して大教協と持続的に討論していくだろう」と話した。
キム・ソヨン記者dandy@hani.co.kr