原文入力:2011-01-06午前08:57:06(1202字)
検察 追加証拠公開巡り攻防熾烈
キム・テギュ記者、ノ・ヒョンウン記者
12時間20分。不法政治資金9億ウォン余りを受け取った疑惑で起訴されたハン・ミョンスク(67)前国務総理の3回目公判は4日午後2時に始まり、翌日明け方2時20分に終わった。ハン前総理に金を渡したという前職建設業者ハン・某(50・収監中)氏の陳述翻意で検察と弁護人の間に死活をかけた攻防が繰り広げられた結果だ。
ソウル中央地裁刑事合議22部(裁判長 キム・ウジン)主宰で開いた3次公判では2次公判で終えられなかったハン氏に対する検察尋問と弁護人の反対尋問が予定されていた。しかし検察のハン氏尋問は公判開始1時間後の午後3時に始まった。ハン氏が刑務所に面会に来た母親とハン前総理側から3億ウォンを返してもらう問題を相談した対話録音を検察が追加証拠として提出し立証趣旨を説明するプレゼンテーションをしようとするや、弁護人がこれを制止し舌戦が起きたためだ。
ハン前総理の弁護人は「それは書面でもできること」と反発し、検察は「公判中心主義は書面調査の弊害を防ごうということ」と反論した。
裁判長が 「立証趣旨は言葉で説明しよう」として仲裁に出て、ハン氏に対する検察尋問が始まったが、今度はハン氏と母親の間の対話を録音したファイルを法廷で再生するかが争点になった。検察はハン氏が「思い出せない」として否認するや録音ファイルを再生すると言い、弁護人は「証拠調査を受けていない録音ファイルを法廷で公開する根拠はない」として反発した。言い争いは1時間を超えて続いた。
このように検察はハン氏の法廷陳述が偽りだという点を公開的に立証しようと攻勢強度を高め、弁護人は防御に全力をふりしぼった。この過程で感情的争いも起きた。ハン前総理の弁護人が「今日公判が遅れた理由は検察が新しい証拠を持ってきたためだ。検察がデザインした状況なのに、なぜ弁護人の防御権活用を恨むのか」と攻撃し、検察は「デザインは法廷用語ではない」と反論した。
公判が長びき この日に予定された京畿高陽市、一山の地域建設業者パク・某氏などとハン氏の対面尋問も延期された。パク氏らはハン氏が去る公判で「ハン前総理に渡したという金の内、5億ウォンを持っていった」と名指しした人だ。パク氏らは公判が始まった午後2時から待機していたが、夜11時に力なく引き返した。ハン氏とこれらの対面新門などが進行される次回公判は11日午前10時から開かれる。
キム・テギュ、ノ・ヒョンウン記者 dokbul@hani.co.kr
原文: 訳J.S