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北、南北当局者間 無条件会談 提案

登録:2011-01-06 10:02
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/457430.html

原文入力:2011-01-06午前08:58:31(1497字)
連合声明 "対話と交渉だけが難局打開の出路"
統一部 "真正性ない" …大統領府側 "時間必要"

イ・ジェフン記者

北韓が新年共同社説で‘南北対決解消’を促して以来4日目の5日、南北当局間無条件会談の開催を提案した。
北韓はこの日夜に発表した‘朝鮮民主主義人民共和国政府・政党・団体連合声明’(連合声明)を通じて「我々は南朝鮮当局を含む政党、団体らとの幅広い対話と交渉を持つことを丁重に提案する」とし 「特に実権と責任を持つ当局間の会談を無条件に早期開催することを主張する」と明らかにしたと<朝鮮中央通信>が報道した。

北側はこの連合声明で「対話と交渉だけが現難局を打開できる出路」とし「我々は対話と交渉、接触により緊張緩和と平和、和解と団結、協力事業を含め民族の重大事と関連したすべての問題を協議・解決していくだろう」と強調した。北側は「誹謗中傷と刺激的な行動は南北関係を害する火種であり、軍事的衝突を誘発しかねない危険な導火線」とし「我々は南北関係改善の雰囲気造成のために相互の誹謗中傷を中止し相手方を刺激する行動をしないことを提起する」と明らかにした。

北側のこういう対話提案に対して、統一部当局者は「北側の統一戦線戦術次元の例年的措置」とし「真正性ある対話提案とは見ない」と明らかにした。だが、大統領府核心関係者は政府の対応方針を確定するのに「時間が少し必要だ」として余地を残した。

北側は毎年1月の新年共同社説発表後‘政府・政党・団体連帯会議’を開き、南側政府と政党、社会団体などを相手に対話提案などをしてきたが、2008年李明博政府スタート後にこれを中断した経緯がある。

北側のこの連合声明は去る1日の新年共同社説で‘南北の対決解消と対話・協力事業 積極的推進’を提起した直後であり、スチーブン・ボズワース米国国務部対北韓政策特別代表がソウルを経て北京に行った5日午後に出てきたことから、まず延坪島砲撃事態などで梗塞した南北関係を対話で解こうというメッセージと解説される。特に北側の「民族の重大事と関連したすべての問題を協議・解決していく」という言及は、南側当局が提起してきた‘南北対話での核問題議論’方針を念頭に置いたものと解釈される素地があり、政府の対応が注目される。

北側がこのように年初から繰り返し対話メッセージを明らかにしたことは‘6者会談を再開しようとするなら南北関係改善が先行しなければならない’という米国政府の態度を意識した側面が強いものと見られる。6者会談再開および北韓-米国両者接触環境造成用の‘名分蓄積’であるということだ。北側としては南側の拒否により対話がなされなくとも大きく損をすることがないという判断があるとも見える。

北側はこの連合声明で「我々は最悪の状態に至った南北関係を解くために、当局でも民間でも、与党でも野党でも、進歩でも保守でも南朝鮮当局を含む政党、団体らと積極的に対話し交渉する」とし「我々と手を握り進もうという人ならば過去を問わず いつでもどこでも誰とでも会う用意がある」と明らかにした。北側は特に「南北関係を改善し民族の和解と団結を図り対話と交渉を通じて朝鮮半島の平和と統一の転換的局面を開こうとする我々の立場は始終一貫している」と強調した。

イ・ジェフン記者 nomad@hani.co.kr

原文: 訳J.S