原文入力:2011-01-03午前09:01:04(1574字)
事業者に選定された言論社ら 遠慮なく‘追加特典’要求
朝鮮 "総合編成だけに 薬・ミネラルウォーター広告" …東亜 "KBS2 広告廃止"
イ・ムニョン記者、イ・セヨン記者
‘終止符’は‘開始’の信号弾だ。放送通信委員会の総合編成チャネル最終事業者選定(12月31日)は総合編成をエサにした政府と報道機関間‘水面下取り引き’の‘終結’ではなく‘2ラウンド進入’を意味する。 総合編成支援策を巡り‘批判猶予’基調を継続しようとする政府と追加特典を得ようとする報道機関間の戦いが新年韓国言論の‘権言癒着’をより一層深化させるだろうという憂慮が強い。
放送独立フォーラムは2日、声明を出し 李明博政府が選択した‘総合編成多数事業者(4ヶ、中央・朝鮮・東亜・毎日経済)構図’が権言癒着を招くものと展望した。フォーラムは「(総合編成支援)政策をテコに、政権は言論の協力を要求し、言論は政策的特典のために報道で協力し圧力を加える形態が継続反復されるだろう」と見通した。‘総合編成1ラウンド戦争’の勝者が、まもなく敗者になりうる程に飽和状態の国内放送広告市場は事業者にとっては災難とも言える理由だ。反面、政府には生存競争に首をくくる事業者を管理しクツワをはめる手段になりうるわけだ。
政府と事業者間の癒着構図は総合編成許容前と後で多少変わるだろうという指摘もある。事業者選定前には政府が‘刀の柄’を握り、許容時期と個数を調節し総合編成を希望する新聞の論調を管理してきたとすれば、選定後には総合編成を獲得した事業者らの声がさらに攻勢的に変わることが明らかな状況だ。放送通信委員会高位関係者は「新聞と放送権力が合わさって政治権力の意志までが加わった総合編成は、誰もコントロールできない権力となるだろう」とし「総合編成を許容した瞬間から放送政策は放送通信委員会の手を離れ該当事業者らが思うままにすることになる」と憂慮した。
兆候は放送通信委員会が事業者選定結果を発表するやいなや表面化した。‘総合編成をくれ’として圧迫していた新聞社らは‘最終選定’直後からは‘今後は養ってくれ’という露骨な要求を表出し始めた。<朝鮮日報>は1日の新聞(‘市場規模に比べて事業者が多すぎ… "総合編成安着ための対策必要" ’)で若いチャンネル番号を要求する一方、医薬・ミネラルウォーター広告は総合編成事業者にだけ許容しろとの専門家たちの話に重きをおいて伝えた。<東亜日報>は同日社説(‘メディア ビッグバン、放送文化先進化契機に’)で<韓国放送>KBS2TVの広告廃止と文化放送アイデンティティ確立(公営放送か商業放送か)を政府に要求し両放送会社の広告に欲を出す‘内心’を表わした。
新規総合編成送出が始まる今秋から本格化する2012年大統領選挙・総選挙レースが政府と言論間の癒着を一層ねばっこくさせる契機となるだろうという予測も多い。キム・ソジュン聖公会大教授は「大きな選挙を控え総合編成事業者の報道と政府が出す支援政策が無関係ではないと見る」とし「批判と擁護を行き来する総合編成事業者らの論調と政府の支援策を巡る綱引きは現政権が終る時まで続くだろう」と話した。
民主党は、総合編成の広告営業に息をつかせるために政府・与党が韓国放送の広告縮小を追加的に試みたり、メディアレプを通じずに直接広告を受注することができるよう制度的装置を用意する可能性が高いとみて対策準備に腐心している。
イ・ムニョン、イ・セヨン記者 moon0@hani.co.kr
原文: 訳J.S