原文入力:2010-12-31午後11:56:25(1710字)
改閣面々調べれば
大統領選挙キャンプ人物 チョン・ビョングク、イ・ドングァン、パク・ヒョンジュンなど 7人 任命
大統領府 首席出身チョン・ドンギ監査院長‘独立性き損’論難
総合編成発表日に奇襲断行‘批判 薄め’疑惑
ファン・ジュンボム記者
←監査院長候補者に指名されたチョン・ドンギ政府法務公団理事長が31日午前ソウル、瑞草洞の公団事務室に入っている。 イ・ジョンチャン先任記者 rhee@hani.co.kr
李明博大統領の12・31改閣の最大の特徴は側近らを大統領府と政府主要ポストに大挙呼び入れ親衛体制を一層強化した点だ。この日発表された18ヶの席の内、核心的な7ヶの席がこれに該当する。‘統合’を望む国民の要求とは正反対に‘身内’を要職に大量に詰め込んだという批判を避けにくい。
チョン・ドンギ監査院長候補者は李明博大統領職業務引継委員会法務行政分科幹事と大統領府民政首席を務め、チョン・ビョングク文化体育観光部長官候補者は李明博大統領選挙キャンプ広報企画本部長を引き受け、チェ・チュンギョン知識経済部長官候補者は大統領府経済首席だ。イ・ドングァン言論特別補佐官、パク・ヒョンジュン社会特別補佐官内定者とキム・デシク国民権益委員会副委員長内定者は全て大統領選挙の時から政府スタート以後まで大統領府と大統領諮問機構(民主平和統一)で大統領を後押ししてきた。シン・ハクス大統領府総務秘書官内定者は1993年からイ大統領を補佐してきた人物だ。
このように露骨に‘側近配置人事’をしたことは執権4年目をむかえレイムダック(権力漏水現象)を防ぎ国政掌握力を維持するためには信じられる身内の人をそばに置かなければならないという判断のためと解釈される。またこのようにしても2011年には審判を受ける全国単位選挙がないという点も考慮したと見られる。
中でもチョン・ドンギ前民政首席を監査院長候補者に指名したことについては監査院の独立性き損憂慮が起きている。チョン候補者は最高検察庁次長だった2007年8月「道谷洞土地の実所有主が李明博候補と見る証拠がない」と話し、イ大統領を選挙戦の最大危機から救ってくれ、昨年7月にはチョン・ソングァン検察総長候補者落馬時は人選過程の責任を負い大統領府民政首席から退いた。イ大統領が‘心の借金’を負っている核心側近であるわけだ。
←改閣名簿特に1963年に監査院が設立された後、大統領が自身の大統領府参謀を監査院長に起用したことは朴正熙時期の1976年シン・トゥヨン(大統領司正特別補佐官出身)院長以後、今回が初めてだ。大統領府参謀らでさえ このような点のために「大統領府参謀出身を監査院長に送れば国民が素直に見てくれるか」として否定的意見を示してきた。
また、民主党はチョン候補者は国務総理室の民間人不法査察がなされた2008~09年に民政首席だった点を挙げ、彼を不適格人物に挙げている。チョン候補者は「不法査察報告を受けたことはない」と主張している。
こういう批判素地を考慮し、人事発表日を戦略的に選択したのではないかという指摘が出ている。 政府に友好的なメディアである<朝鮮> <中央> <東亜> <毎日経済>と<連合ニュース>が各々、総合編成チャネルと報道専門チャンネル事業者として この日選定・発表されたことに伴う批判と、人事に対する批判が互いに薄めあうことができるタイミングを狙ったのではないかということだ。 大統領府の一部参謀たちでさえ去る30日夜 「総合編成 水薄めの姑息な手段という批判を受けることが明らかだが、改閣発表を同時にするのか」と話したほどだ。これに対しホン・サンピョ大統領府広報首席はブリーフィングで「総合編成発表と人事は連係要因が全くない」と話した。 ファン・ジュンボム記者 jaybee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/456683.html 訳J.S