原文入力:2009-02-10午後08:05:02
議論なしに報道掲示板 実名制転換
記者などの自由なコミュニケーションも塞ぐ
キム・ドンフン記者
<韓国放送>が記者掲示板を実名制に切り替え、出入り記者たちの統制を強化するなど内外で‘言路’遮断を試み論難が大きくなっている。
韓国放送は去る6日、報道本部内部の報道情報掲示板を電撃的に実名制に切り替え記者らが荒々しく反発している。キム・ジョンユル韓国放送報道本部長は去る6日、社内報道情報掲示板にあげた‘匿名掲示板の実名制転換公告’を通じて「最近匿名性を利用した誹謗と悪口,人権侵害的な文等が乱舞していることによりKBS報道掲示板は本来の設置目的は失われ‘組分けの場’に転落している実情」としながら実名制を直ちに実施することにしたと明らかにした。これに対してミン・ピルギュ韓国放送記者協会長は「報道本部掲示板は当初、記者らの自由なコミュニケーションのために記者協会が要求して作ったものであり、この間大多数の文が匿名で上げられた」として「記者らの意見も尋ねずに一方的に実名制に切り替え賛否投票機能までなくしたことは専横の極限状態」と指摘した。記者協会は記者らがミン会長のIDと暗証番号で接続し文を載せるように方針を定め10日まで100件ほどの文の中で‘ミン・ピルギュ’というIDで95%以上が上げられたと明らかにした。これに対してキム本部長は<ハンギョレ>との通話で「誤ったことを正そうということなのに記者らの反発は理解することができない」として「記者協会長と会って望ましい方案を模索している」と話した。
韓国放送はまた先月18日から記者室を別途空間に移し、外部出入り記者らの報道本部と製作本部など主要事務室がある本館と新館出入りを統制し論難が続いている。出入り記者らは二回にわたり批判声明を出したのに続き、スポーツ・演芸専門紙を中心に先月31日から韓国放送広報記事拒否運動を行っている。
カン・ソンギュ韓国放送広報チーム長は「生放送事故防止と重要放送施設を保護するための措置だったが、記者らが訪問目的と取材源を具体的に明らかにしなくても広報チームに電話をすれば出入りを許す」と話した。出入り記者らは近い将来会議を開き、製作拒否など敏感な懸案が発生しても例外のない出入り許容を明文化するように要求する方案などを議論する予定だ。
キム・ドンフン記者cano@hani.co.kr