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"開城工業団地、普段と同様に平穏"

登録:2010-12-12 22:44

原文入力:2010-12-12午後08:01:48(1280字)
延坪島砲撃後に訪問して来たアドリアン マイケル

イ・スンジュン記者

←アドリアン マイケル

自動車部品取引ために往来
"韓半島平和のために重要なところ"
"北住民、砲撃事態に憂いの表情ない"
"危険じゃなかったって? 全然です。開城工業団地は普段同様に平穏でした。"

北韓 開城工団から11日に仁川に出てきたオーストラリアの会社‘レッド レインジャー’の職員 アドリアン マイケル(46・写真)は、外信や国内一部で提起されている開城工業団地滞留人員らの安全問題に対し何度も首を横に振り‘正常’と強調した。マイケルはまた「開城工業団地は南北共存の現場として韓半島平和のためにも大変重要なところ」としつつ「開城工業団地は今後、一層発展しなければならない」と話した。

マイケルの会社は自動車部品を輸入・販売する業者で、開城工業団地に入居した国内業者のユニワールド オートテクから‘ブッシュ’(自動車部品)を年間35億ウォン分ほど輸入するために6週ごとに1週間程度、開城工業団地に留まり技術指導などの業務を遂行してきた。先月23日に発生した北韓の延坪島砲撃事件で開城工業団地に出入りする外国人が工団訪問をためらう中で、マイケルは去る9日に開城工業団地に入り2泊3日を過ごした後に帰ってきた。

彼は 「開城工業団地に入る前にニュースを見て、事実 心配はした」として「だが、実際に行ってみると開城工業団地は以前と違わなかったし、不安な思いはしなかった」と伝えた。この日、マイケルと共に南側に出てきたユニワールドオートテクのラ・サンジン(69)法人長も「砲撃事件の一日前から3週間留まった」とし「物流と資材が円滑に供給されず生産支障を心配したりしたが、そちらで過ごしながら何らの威嚇や不安感も感じられなかった」と話した。

マイケルは砲撃のニュースに接した北韓の人々の反応も伝えた。彼は「北側労働者や管理要員たちが砲撃事態を知っているようだったが、全く表情に出すことはなかった」とし「緊張感は感じられず、天安艦事件の時もそうだったように、むしろ今回のことで韓国が開城工業団地を閉鎖するのではないかと心配する表情だった」と明らかにした。彼は「北韓の人々が‘私たちが先に公団を閉鎖しはしない’という話もした」とし「彼らには開城工業団地が最適の勤務地」と付け加えた。

マイケルは続けて「個人的考えだが、開城工業団地は南北の緊張関係が持続する状況でも維持される唯一の疎通窓口」とし「南と北が安い労働力と良い働き口を享受し、共生するためにはやく平和を取り戻したら良い」と話した。彼は13日に再び開城工業団地に入り16日に戻る予定だ。

仁川/イ・スンジュン記者 gamja@hani.co.kr
写真 ユニワールドオートテク提供

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/453355.html 訳J.S