原文入力:2010-11-26午後10:58:24(1129字)
女性労働者会 勝訴 確定…"行政安全部 相手 損害賠償訴訟 論議中"
ソン・ギョンファ記者
ろうそく集会に参加したとして市民社会団体に対する公益事業補助金の支給を中止させた行政安全部の処分を取り消す最高裁の初めての判決が下された。
最高裁3部(主審 パク・シファン最高裁判事)は、韓国女性労働者会が行安部を相手に出した補助金支給中止決定の取り消し請求訴訟で "決定を取り消す" とした控訴審の判決をそのまま確定したと26日 明らかにした。
先立ってソウル高裁行政5部(裁判長 チョ・ヨング)は原告勝訴判決をしながら"女性労働者会に意見提出の機会がなく、女性労働者会が不法・暴力集会を開催・主導したと見る証拠もない" と明らかにした経緯がある。これは "女性労働者会はろうそく集会が不法暴力集会・デモに変質したことを知りながら積極的に支持・宣伝した" とし、原告敗訴を宣告したソウル行政法院行政6部(裁判長 キム・ホンド)の判決を覆すものだった。
女性労働者会は行安部が非営利民間団体にあたえる支援補助金を受け取り‘新しく書く女性労働者人権の話’事業を2008年から2010年まで進行することにしたが、行安部が‘ろうそく集会参加’を理由に昨年補助金支援対象から除外する決定をするや訴訟を起こした。女性労働者会側は「行安部の突然の取り消し決定により、予定されていた事業は他の事業費用から一部充当するなどの方法で縮小し進行した」とし「大法院確定判決を土台に今後、行安部側に損害賠償請求訴訟を起こすか論議中」と明らかにした。
先立って‘韓国女性の電話’が女性家族部を相手に出した訴訟は、1・2審全て原告勝訴した後、女性家族部の上告放棄により判決が確定し、京畿女性連帯がやはり女性家族部を相手に出した訴訟では1審原告勝訴の後、来月15日に控訴審宣告が予定されている。
行安部らは‘不法示威を主催・主導したり積極的に参加した団体’には民間団体補助事業補助金支援を制限しろと言う企画財政部の指針を根拠に2009年、これらの団体への支援を取り消し、この指針は今も維持されている。一部団体らはこの指針が「市民社会団体に‘アカ’扱いし、活動と事業を締めつけることに悪用されている」とし、指針自体に対し憲法訴訟を出す方案などを検討している。
ソン・ギョンファ記者 freehwa@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/450915.html 訳J.S