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キム委員長父子 こともなげに公開活動

登録:2010-11-27 12:36

原文入力:2010-11-26午後08:36:25(1043字)
北 外交ライン‘密着随行’
‘砲撃事態’注視 情況

ソン・ウォンジェ記者

←【平壌=新華/ニューシス】北韓の金正日国防委員長が最近再建された平壌舞踊大学を視察した。朝鮮中央通信は26日、金国防委員長の視察の様子を撮影した写真を報道した。

‘延坪島砲撃’後、北韓の金正日国防委員長と後継者の金正恩労働党中央軍事委副委員長が経済視察など、相次ぎ現地指導を行っている。奇襲的な延坪島砲撃を住民たちに誇示する一方、最近公開活動が少なかった外交ラインを同行することにより対外的なメッセージを投じようとするものではないかという観測が出ている。

北韓官営<朝鮮中央通信>は金委員長父子が最近リモデリングを終えた平壌舞踊大学と解放山麓に建設された住宅を現地指導したと26日伝えた。今回の視察には去る8日、チョ・ミョンロク前国防委第1部委員長の弔問以後に公開活動が少なかったカン・ソクチュ副総理、キム・ヤンゴン党統一戦線部長、キム・ヨンイル党国際部長など外交ラインが大挙随行した。

政府当局者は「北韓は南側の領海侵犯を正当な対応砲撃で阻止したという論理を展開しており、金委員長父子が日常的経済視察をすること自体は内部論理上、特異なことはない」とし 「ただし、金委員長が平壌一円に継続して留まっており、外交ラインが随行名簿に登場することなどは実際には現状況に対する対応に集中していることを物語る状況と見ることができる」と話した。

北側メディアらは延坪島砲撃翌日の24日には、金委員長父子の現地視察動向を報道しなかった。<朝鮮中央通信>は延坪島砲撃が行われた23日には、金委員長父子が平壌市内にある金日成総合大学付属平壌医学大学とリョンソン食料工場を現地指導したと伝えた。慣例的に北側メディアらは実際の視察の1・2日後にこれを報道していると知られている。これに照らし、24日に報道がなかったことは、延坪島砲撃当日の23日頃は金委員長父子の外部公開活動がなされなかったためである可能性がある。<朝鮮中央通信>は25日にはキム委員長父子が平安南道、大安郡の大安親善ガラス工場と江西郡の江西薬水加工工場を視察したと伝えた。

ソン・ウォンジェ記者 wonje@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/450894.html 訳J.S