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対北韓ビラ40万枚 散布…心理戦 再開

登録:2010-11-27 12:08
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/450984.html

原文入力:2010-11-26午後10:32:57(1105字)
砲撃当日夜 飛ばし…北 開放要求 内容など盛り込む

クォン・ヒョクチョル記者

北韓軍が延坪島に海岸砲を撃った23日夜、軍当局が休戦ライン付近から対北韓心理戦ビラ 40余万枚を北韓地域に飛ばした事実が遅れて確認された。
政府のある消息筋は26日 「対北韓ビラ40余万枚を江原道、鉄原と京畿漣川・金浦など4ヶ所から大型気球につけて北韓地域に飛ばした」として「北韓、延坪島砲撃挑発に対する対応次元」と明らかにした。国防部は天安艦事態にともなう‘5・24対北韓措置’の一環として対北韓心理戦の再開を宣言したことがある。だが、対北韓ラジオ放送だけをすぐに再開しビラ散布と拡声器放送は「北韓の追加挑発があれば行う」として延ばしていた。

北側は‘5・24対北韓措置’発表直後の5月27日、朝鮮人民軍総参謀部‘重大通知文’を通じ「反共和国(反北韓)心理戦策動に無慈悲に対応するだろう」と明らかにするなど、一貫して‘物理的対応’を主張してきた。これに伴い、南側軍当局の対北韓心理戦ビラの散布により南北間の追加的な軍事的衝突憂慮も提起されている。

軍当局は今回のビラ散布に対する北韓の反応と延坪島砲撃以後の北韓の動きなどを調べ、追加ビラの散布可否を決めると発表した。23日夜に散布された対北韓心理戦ビラには北韓が天安艦を攻撃したという民軍合同調査団の調査結果と北韓の改革開放要求、自由民主主義体制の優越性宣伝など9種類の内容が含まれたことが分かった。軍は大型気球につけられたビラが休戦ラインを警戒する北韓兵士らの眼に触れないよう夜間にビラを散布したという。軍は去る6月、対北韓ビラ11種類123万枚を印刷し6ヶの作戦基地(機動車両)で散布準備を終えていた。23日夜には去る6月に印刷しておいた宣伝ビラを飛ばし送ったので、延坪島砲撃や金正恩後継関連内容はないと知られた。

合同参謀当局者は「対北韓ビラ散布有無は公式に確認することはできない」とし 「現在、休戦ラインに設置されている対北韓拡声器放送は行わなかった」 と話した。休戦ライン北側10kmまで声が届く対北韓放送用拡声器も11地域に設置されている。北側人民軍総参謀部は去る6月、南側が拡声器放送を行えば「ソウルの火の海まで見通した無慈悲な軍事的打撃」を行うと主張した経緯がある。

クォン・ヒョクチョル記者 nura@hani.co.kr

原文: 訳J.S