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"ソウル広場は道路ではなく広場 ソウル市、テント強制撤去 違法"

登録:2010-11-23 10:14
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/450011.html

原文入力:2010-11-23午前08:35:32(1208字)
最高裁、ろうそく集会の時‘手続き違反’判決

キム・ナムイル記者

大韓帝国時期から造成されていたソウル市庁前広場は、1960~70年代を経て道路としてのみ使われていた。2002年ワールドカップ応援のために市庁前に人々が集まった後、2004年5月に広場に再び変わった。このような事情から土地を管理する地籍公簿に書かれたソウル広場の指定は相変らず‘道路’だ。ソウル市は‘ソウル広場条例’を通じて好みに応じて集会を許可しているという批判を受けてきた。ソウル広場は‘広場’だろうか、‘道路’だろうか?

2008年ろうそく集会当時、ソウル広場に設置されたテントをソウル市が強制撤去したことは、撤去などの強制執行を意味する‘行政代執行’手続きに違反したという最高裁判決が下された。最高裁は行政代執行は‘国民の権利を侵害することであるので、厳格な法的手続きを踏まなければならない’という既存判例に従いながら、‘ソウル広場は道路ではなく広場’という司法的判断も下した。

最高裁1部(主審 イ・インボク最高裁判事)はテントを撤去しようとするソウル市庁所属公務員たちと小競り合いをした疑惑(特殊公務執行妨害)で起訴されたキム・某(41)氏など8人に無罪を宣告した原審を確定したと22日明らかにした。

‘米国産牛肉輸入反対国民対策会議’は2008年6月4日、ろうそく集会を支援するためにソウル広場にテント30ヶを設けた。ところがソウル市は該当団体に‘テントを自主撒去しない場合、強制撤去する’と通知しただけで、行政代執行法が定める戒告と令状通知手順を踏まなかった。テント強制撤去に対抗したキム氏らは‘正当な公務執行を妨害した’として起訴された。検察は「ソウル広場は道路法による道路」と前提にした後「道路法は反復的・常習的に道路を不法占用したり迅速な対処が必要な時は、行政代執行手順を踏まずに積置物(テント)を除去することができる」と主張した。広場ではなく道路なので法で定めた手続きを飛び越える緊迫した理由を認めなければならないということだ。

だが、1・2審裁判所は「たとえ指定が道路となっていても、道路と広場を区分する施設が設置されており、市民の休息・集会のための空間として活用されており道路には該当しない」とし、キム氏らに無罪を宣告した。最高裁も「道路ではないので撤去代執行をする前には代執行令状などの通知手順を踏まなければならない」とし「違法な職務を行う公務員に対抗したことは罪にならない」と説明した。 キム・ナムイル記者 namfic@hani.co.kr

原文: 訳J.S