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金融危機の主犯 CEOら "自由貿易増やし金融規制を解け"

登録:2010-11-10 10:45

原文入力:2010-11-10午前09:06:42(1862字)
120ヶ企業、ドーハ開発ラウンド 早期妥結 要求
不良資産 規制のための‘バーゼル3’には否定的立場

←11~12日、主要20ヶ国(G20)首脳会議が開かれるソウル 江南、三成洞のコエックス周辺に9日夜、用役業者職員らが防護壁を設置している。警察はコエックス建物周辺に‘伝統塀型分離帯’を、貿易センター団地周辺に‘緑色フェンス’を、半径600m周辺に高さ2.2mの‘塀屋ライン’を立てた。パク・ジョンシク記者 anaki@hani.co.kr

‘自由貿易拡大’、‘金融規制最小化’、‘政府支出削減’
世界超一流企業の最高経営者らがグローバル金融危機克服のための方案としてこういう解決法を提案した。10日からの2日間、ソウルで開かれる‘ソウル主要20ヶ国(G20)ビジネス サミット’に参加する世界120ヶ企業最高経営者らが去る7月から4ヶ月余り議論した結果だ。

ソウルG20ビジネスサミット組織委員会(組織委)は9日、ソウル、広津区のシェラトン ウォーカーヒル ホテルで記者ブリーフィングを通じ、ビジネス サミット事前報告書を公開した。報告書は‘貿易投資’、‘金融’、‘緑色成長’、‘企業の社会的責任’等、多様な議題を扱っているものの、貿易投資と金融項目に最も重きをのせている。

報告書は金融危機克服のための一番の課題として貿易活性化を提示した。報告書は金融危機以後、昨年の全世界貿易規模が12%減ったと指摘し、現在論議中のドーハ開発ラウンド(DDA)早期妥結のためにG20首脳たちが積極的に介入することを促した。農業と非農産物、サービス、知的財産権など多様な分野を含む貿易自由化を目標とする多者間交渉であるドーハ開発ラウンドは、個別国家間の利害関係が交錯し最終妥結に難航している状態だ。

金融危機以後、一層強化されている各種金融規制措置に対する不快な内心も報告書には溶け込んでいる。報告書は不良資産規制のために論議中の‘バーゼル3’と関連して、「議論内容がそのまま実行される場合、貿易金融が深刻に萎縮し、世界貿易に致命的な衝撃を与えるだろう」とし、批判的な見解を表わした。

金融規制を眺める‘不快な’見解は‘金融’項目により一層具体的に込められた。報告書は「今後数十年間、先進国と開発途上国の全てに追加的な投資を必要とすること」としながら「各国政府の政策担当者は‘過去’ではなく‘未来’を見る観点で金融政策を作っていかなければならない」 と話した。世界経済の円滑な成長のためには投資銀行など大型金融会社に対する規制に出ずに、むしろ活動の自由を積極的に保障しなければならないというのが要旨だ。報告書のこの部分の作成には金融危機を呼び起こした張本人に挙げられる米国のJPモルガン・チェース グループとシティグループ、英国のスタンダード チャタードゥ銀行など大型グローバル金融会社らが参加した。

この他にも報告書は南ヨーロッパ国家を中心に惹起された財政危機に対し 「政府は緊急な財政危機でない限り、税金の引上げは避けなければならない」とし 「財政健全化戦略は政府支出削減が中心にならなければならない」と釘を刺した。社会福祉網を拡大するための政府支出増加などに明らかな反対の声を出した訳で、また報告書は関心を集めている出口戦略と関連しては 「通貨政策は徐々に中立的位置に戻らなければならない」という多少曖昧な表現で具体的な意見表明を避けた。

一方‘緑色成長’と‘企業の社会的責任’項目では、新再生エネルギー使用拡大のための各国のエネルギー長官会議を定例化し、温室ガス縮小のための炭素排出権取り引き制度を更に活性化するなどの内容が盛り込まれた。また、開発途上国の劣悪な医療環境を改善するために、3年間毎年100万ドル以上の投資を促す内容も含まれた。

オ・ヨンホ組織委執行委員長は「去る9月報告書草案がG20首脳たちに回覧され、今回の報告書も11日に予定されたG20首脳とのラウンドテーブルに提出される」とし「各国首脳らとの討論を通じ、ビジネスサミット参加企業の意見が反映されるよう支援する」と話した。
キム・ギョンナク記者 sp96@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/447973.html 訳J.S