原文入力:2010-10-29午前09:11:38(1611字)
上渓6洞 商人たち "ホームプラス入ってくれば我々は滅びる"
加盟店 "私も被害者"…規制法漂流で葛藤 増幅
* SSM:企業型スーパー
イ・スンジュン記者
←28日午後、ソウル、蘆原区、上渓6洞のある店舗ビル前で町内商人たちが企業型スーパーマーケット(SSM)への商品搬入を阻むために立っている。 イ・スンジュン記者
28日昼12時、ソウル、蘆原区、上渓6洞のある店舗ビル前で5tトラックを囲み10人余りの人々が激しいもみ合いを行った。商品をおろし売り場に運ぼうとするホームプラス エクスプレス加盟店主と、これを阻もうとする周辺町内商人らの衝突だった。‘蘆原区企業型スーパーマーケット(SSM)入店反対対策委員会’イ・ソンノ委員長は「一ヶ月前から商品搬入を阻むため町内の商人らが不寝番に立っているが、今は昼も見張らなければならない境遇」としてなげいた。
与野党の異見のために企業型スーパーマーケット規制法案処理が延ばされる中で、こちら蘆原区でも葛藤の谷は深まっている。町内商人たちは「ホームプラスが直営店ではないので法通過前に加盟店に変え私たちを殺そうとしている」と主張し、加盟店主は「私も被害者」として退かない構えだ。
←去る3月‘蘆原区企業型スーパーマーケット(SSM)入店反対対策委員会’がホームプラス エクスプレスの直営店入店に反対する集会をしている。対策委員会提供こちらでは 昨年8月ホームプラスが直営店を出そうとしたが、町内商人らの事業調整申請でソウル市から事業一時停止勧告を受けた。ホームプラスと商人らの交渉は毎回決裂し、商人たちは対策委を設け十ヵ月間にわたりこちらで集会を開いている。
このような事情のためにホームプラスは去る8月20日、直営店ではなく加盟店で運営すると明らかにした。ソウル市はひとまず‘規制を避けようとする措置なのか確認しなければならない’という態度だ。しかし、ソウル市は「加盟店主が運営すると言えば、現在は規制できない状態」と説明した。
だが、町内商人らの反発は続いている。「周辺500m以内の商圏が飽和状態なのに、企業型スーパーが入ってくることは大企業の貪欲」と主張する。実際、蘆原区庁の調査によれば、加盟店の周辺500m以内にスーパーマーケットとマートは計27店がある。1kmにもならない所でホームプラス大型売場とロッテデパートも営業中だ。近隣で4年間 マートを運営しているチョン・グファ(44)氏は「昨年7月にロッテ マイスーパーができ、売り上げが30%も減ったのに、さらにまた入ってくれば本当に滅びてしまうだろう」と声を高めた。こちらから100m程離れたアパート団地で15坪大のスーパーを運営するペク・ヨンスク(54)氏は「大部分が共稼ぎのアパート住民たちが帰途に大通りにあるこちらに全て抜け出るだろう」として「家賃を払うのもギリギリなのに、訴えるところもない」と苦りきった。
加盟店主イ・某氏も無念を訴えた。イ氏は「私も議政府でスーパーをして周辺にホームプラス エクスプレスができ、加盟店をする条件でこちらに来た」とし「周辺500m以内に在来市場がないことも確認したし、周辺商圏に害を及ぼさないと考えた」と話した。また、彼は「私も食べていかなければならないのに、周辺商人たちがこのように阻むのはひどくないか」と話した。
規制法案通過が継続的に延ばされる中で、こちらは当分不寝番に立つ商人と物品を搬入しようとする加盟店主が衝突する風景が続くものと見られる。
イ・スンジュン記者 gamja@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/446063.html 訳J.S