原文入力:2010-10-29午前09:08:52(1399字)
ソウル教育庁、捜査依頼方針
"一部では金を受け取り借名口座へ"
イ・ジョンギュ記者
ソウル市内39ヶの私立小学校の大部分が定員外入学や転校をさせ、一部学校ではこういう転入学生の父母から学校発展基金を受け取り借名口座で管理していた情況が捕えられた。ソウル市教育庁はこういう学校がいわゆる‘入学商売’をした可能性が高いとみて検察に捜査を依頼する方針であり、検察の捜査結果により相当な波紋が予想される。
ソウル市教育庁高位関係者は28日「教育庁による実態調査の結果、ソウル市内大部分の私立小学校が定員を超過して生徒たちを入学または、転入させていたことが確認された」とし「特に一部学校の場合、転校・入学過程で学校発展基金名目で金を受け取り、別に管理してきた情況が捕えられた」と話した。この関係者は続けて「クァク・ノヒョン教育長の決裁を経た後、来週初め頃に検察に正式に捜査を依頼する計画」と明らかにした。検察による捜査で私立小学校が父母に入学や転校の代価として金銭を要求し受け取った事実が認められれば学校長などに背任受財疑惑を適用し処罰することができ、学校発展基金通帳ではない借名口座でこの金銭を管理していた場合には横領疑惑適用が可能になる。
市教育庁の捜査依頼対象には定員外入学の代価として父母から1人当り1000万ウォンを受け取った疑惑が警察の捜査で明らかになったH小学校は除外された。市教育庁は去る5日、H小学校の‘入学商売’が明らかになった以後、ソウル市内39ヶの私立小学校全体を対象に裏口入学有無に対する調査を展開した。
市教育庁は捜査依頼とは別に、私立小学校財団法人に対する制裁措置と学校長重懲戒などを懲戒委員会に要請することにした。私立学校は毎年、募集要綱で定員を定め、これを学則に明示し管轄教育庁の認可を受けるよう初中等教育法施行令に明示されているので、定員外入学と転校等を通じてこの規定に違反したことに対し責任を問うということだ。
だが、R小学校など一部有名私立小学校は、市教育庁に押収捜索などの捜査権がないという点を衝き、あらかじめ転入学関連資料と学校発展基金関連文書などを廃棄していたことが明らかになった。市教育庁関係者は「私立小学校2~3ヶ所が資料を廃棄し、資料提出を頑強に拒否した」とし「これらの学校に対してははるかに強い捜査を検察に要請する方針」と話した。
市教育庁による調査の結果、定員外入学や転校をした生徒の父母の中には、判検事や有名芸能人などが多数含まれていると知られた。市教育庁関係者は「父母らの大部分が職業欄に会社員や公務員などと表記したが、名前を見ればそれと分かる判検事や芸能人の名前が多数確認された」と話した。
一方、全国75ヶの私立小学校校長たちで構成された韓国私立小学校長協議会はこの日、ソウル、瑞草区、ソウル教育文化会館で深夜12時に決議大会を開き「一部私立小学校の入学不正で社会的物議をかもした点について国民に丁重に謝罪申し上げる」と明らかにした。
イ・ジェフン記者 nang@hani.co.kr
原文: 訳J.S