原文入力:2010-10-25午後07:54:02(1114字)
ウィキリークス 暴露 後暴風 強まる
人権団体 "深刻な国際法違反"
チョ・イルジュン記者
内部告発専門サイト‘ウィキリークス’が米国のイラク戦争関連文書39万件余りを暴露した後暴風が荒い。
イラク駐留米軍の過剰対応と誤認射撃で民間人680人余りが亡くなっただけでなく、米軍がイラク政府軍の民間人射殺と捕虜拷問・虐待行為を知りながら、黙認したり隠蔽していた事実が赤裸々に暴露され、国際社会は大きな衝撃の中で米国政府の答弁を要求した。自国軍がかかわった派兵国家らも真相調査を約束した。
英国のニック クレッグ副総理は24日<BBC>放送インタビューで 「流出した文書の内容は読むのが苦痛なほど深刻だ。米国行政府が直接返事を出すべきだと見る」とし、米国の自主真相調査と立場表明を圧迫した。
彼はまた、英国軍の介入事例に対する調査可否を問う質問に「交戦遵守規則違反が黙認されたということは非常に深刻で、調べてみる必要がある」と明らかにした。先立って英国日刊<ガーディアン>は22日、ウィキリークスの暴露文書らをあらかじめ入手し、英国軍の苛酷行為加担事例2件を報道した。
国連拷問特別報告官のマンフレド ノパクは23日 「ウィキリークスの米軍関連暴露内容が‘拷問防止に関する国連協約’に明白に違反したことを指摘しているならば、オバマ政府はこれを調査する法的・道徳的義務がある」と話した。
デンマーク国防部スポークスマンは拷問が行われる恐れがあるにも関わらず、当時 自国軍が捕虜62人をイラク当局に引き渡したという文書内容と関連して、<AFP>通信に「該当文書を直接見て我々が持っている情報と比較してみたい」と明らかにした。
ヒューマンライツウォッチ、国際アムネスティなど人権団体らもいっせいに「イラク派兵連合軍の人権侵害黙認・ほう助は深刻な国際法違反」とし、真相調査を促した。
イラク当局は真相調査と責任者処罰を約束した。内務部次官のフセイン カマル中将はウィキリークス暴露直後 「今回の問題に目をつむらず、犯罪に責任ある者は全て起訴され法廷に立つことになるだろう」と話した。
しかし、米国と英国国防部はウィキリークス暴露が派兵軍人らの生命を危険に陥れかねないという立場を守っている。
チョ・イルジュン記者 iljun@hani.co.kr
原文: 訳J.S