原文入力:2010-10-19午後02:58:50(1536字)
4大河川 洛丹堰 工事中に高麗時代推定‘磨崖菩薩座像’発見
穴あけられるなど ひどくき損…ネチズンら‘発破用の穴のようだ’
←4大河川事業 洛丹堰工事中に発見された高麗時代磨崖菩薩座像。工事中、右側上段後光部位に大きい穴があけられた。
4大河川事業 洛丹堰工事中に高麗時代のものとみられる磨崖菩薩座像が発見された。文化財庁は仏像が発見された直後に工事を中断したが、仏像はすでに深刻に毀損された状態であり、見る人の心を痛めている。特に磨崖菩薩座像が彫られた岩盤は以前に道路工事過程で土に埋もれたと見られ、土木工事が文化財保存に深刻な威嚇になることを生き生きと見せている。
文化財庁は最近、4大河川事業 洛東江32工区区間である義城郡、丹密面、生松里で高麗前期のものとみられる磨崖菩薩座像1具が発見されたとし、文化財保存のために工事を中断したと発表した。釜山地方国土管理庁が洛丹堰統合管理センター敷地造成工事中に発見されたこの仏像は横550㎝、縦350㎝程の花こう岩岩壁に高さ220㎝、幅157㎝の規模で刻まれている。頭に宝冠をかぶり、目と唇を際立たせて表現し、柔弱に処理した腕と省略の強い着衣形式などが高麗前期の地方化された様式を示す作品と評価される。文化財庁は今回発見された磨崖菩薩座像が京畿利川と慶北高靈で発見された高麗初期の仏像と似た様式だと明らかにした。
しかし磨崖菩薩座像は工事過程で深刻に毀損された。擁壁をたてるために土を削る過程で、土の下に埋まっていた磨崖菩薩座像右側上段後光の輪郭線が触れ合った部分に大きな穴が空いた。左側の目の縁など色々な所に引っかかれた跡も鮮明だが幸い原形はそのままよく保存されている。全体的な輪郭線がとても浅く細く彫られているが、どれ一つも消えずに生きている。目と鼻と口も鮮やかだ。にっこりと温和な微笑を浮かべた唇は一際目立っていている。
ツイッターでは磨崖菩薩座像に開いた穴とこれに言及しなかった文化財庁、そしてこれを追及しない言論の態度を批判する意見が拡散している。仏像に開いた穴が発破用という文も多かった。仏像全体の引っかかれた跡から類推して岩盤がこわれないので火薬を入れて破るために発破用の穴を開けたということだ。実際、仏像に開いた穴は工事中に偶然に掘削機によってできたと見にくい。一つの塊の岩盤で特定部位が弱く掘削機の穴が深くえぐられることはありえないためだ。あるネチズンは「言論では仏像を発見したという便りだけが伝えられ、発破穴に対しては言及しない」として悔しさを爆発させた。他のネチズンは磨崖菩薩座像のために4大河川工事が中断されたとし「千年前の磨崖菩薩座像が4大河川工事強行の問題点を体で受けとめ工事を中断させた」と書いた。
今回の仏像き損事件に対する仏教界の対応も注目される。最近、文化財庁に対する国政監査では国費1700億ウォンが支援された百済文化団地陵寺に安置された三尊佛の内、左右の脇侍佛がすでに作っておいた花冠と水引の形が合わず一歩遅れて胸の上の頭上の部分を切った後に変えて付けたと発表されたことがある。この問題を指摘したアン・ヒョンファン議員は先月開かれた‘2010世界大百済展開幕行事’に李明博大統領が参加して陵寺を見回したのに文化財庁がこういう事実を隠したとし "一種の詐欺" と文化財庁を叱責した。
eニュースチーム
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/444506.html 訳J.S