原文入力:2010-10-19午前08:48:53(1334字)
テグァン税務調査 担当 調査4局、ロビー受けたか捜査
テグァンから数百億 工事受注 建設会社‘秘密資金 窓口’疑惑
ファン・チュンファ記者、イ・ジェソン記者
テグァングループの秘密資金造成および政・官界ロビー疑惑を捜査中のソウル西部地検刑事5部(部長 イ・ウォンゴン)が18日、ソウル地方国税庁を押収捜索した。国税庁が2007~2008年、テグァングループに対する特別税務調査を実施し、イ・ホジン(48)グループ会長が祖先から受け継いだ秘密資金の中の一部を摘発した後、800億ウォン程を追徴した過程(<ハンギョレ> 18日付1面)を調べるためだ。
検察はこの日午後、捜査官らをソウル国税庁に送りテグァングループを税務調査した調査4局を相手に押収捜索を行い、テグァングループ関連資料などを提出させた。国税庁は当時、イ会長が数千億ウォンの相続財産を隠し置いた事実を確認しても検察に告発せず、税金だけを追徴した経緯があり、検察はこの過程で国税庁がテグァングループからロビーを受けたか否かを確認するため押収捜索をしたと知られた。
検察はまた、イ会長が相続財産でなくとも系列会社発注工事を特定建設業者に集める方式で秘密資金を作ったという疑惑をとらえ捜査を拡大している。検察はテグァングループが土木・建築業者のD開発(株)に系列会社工事を集め、工事費を過多支給した後、その金を返してもらう方式で秘密資金を作ったと見ている。検察はこういう疑惑を捜査するためにD開発とグループ系列会社関係者たちの口座を追跡するなど資金の流れを分析していると伝えられた。D開発は1981年に設立され釜山に本社を置いた業者で、この会社の代表理事イム・某氏はテグァングループ創業者の故イ・イムリョン会長の時から信頼を受け永くグループ関連工事を受け持ってきた。
D開発はイ・ホジン会長が96年にテグァン産業社長に就任した以後、秘密資金造成の重要な‘窓口’の役割をしてきたと伝えられた。99年から公開されたD開発監査報告書を見れば、この会社は2005年90億ウォンのテグァン産業Aライン(A-Line)工事を受注するなど99年から2009年までテグァングループ関連工事13件395億ウォンを受注した。
一方、テグァングループの主力系列会社である興国生命が、イ会長一家の秘密資金800余億ウォンを貯蓄性保険として管理してきたことを示す内部文書と証言も出てきた。興国生命解雇者復職闘争委員会はこの日、イ会長一家の名前になった興国生命保険契約資料とこれを管理する会社内部文書を公開した。この文書によれば、興国生命がイ会長一家の貯蓄性保険契約の形で800億ウォン台の秘密資金を運用しており、保険募集人115人の名前を盗用し約17億ウォンの募集人手当てをイ会長一家が得るようにした情況が明らかになる。
ファン・チュンファ、イ・ジェソン記者 sflower@hani.co.kr
原文: 訳J.S