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‘先進連帯’出身 ガス公社理事 3千億台 工事入札 参加が明るみに

登録:2010-10-13 01:09
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/443462.html

原文入力:2010-10-12午後08:30:50(1089字)
一歩遅れて非常任理事職 辞退

イ・スニョク記者

韓国ガス公社の非常任理事がガス公社が発注する工事入札に参加し問題になるや、一歩遅れて理事職を辞退した事実が明らかになった。特に問題の非常任理事は、ハンナラ党党役員出身であり、去る大統領選挙時には李明博候補支援組織だった先進国民連帯でも活動した経歴があり‘報恩人事’論難まで起きている。

キム・ジェギュン民主党議員は12日、国会知識経済委員会のガス公社国政監査で「去る9月、3480億ウォン規模の三捗LNG生産基地防波堤建設工事の入札資格事前審査に15ヶのコンソーシアムが応募したが、この内、現代建設コンソーシアムに属したユウォン総合建設の代表理事はガス公社の非常任理事ではないのか」と尋ねた。これに対し、チュ・ガンス ガス公社社長は「(入札参加資格審査)志願書が受け取られた後にそんなことを知ることになった。直ちに当事者が非常任理事職を辞退した」と答えた。

ガス公社側は「非常任理事の場合、入札参加を制限する規定はないが落札され契約相手方になる場合には商法と定款により退職理由となる」とし「工事が落札される時までは法的には問題がないが、道徳的な次元で先に辞表を出し出て行った」と説明した。

前代表の非常任理事選任を巡っても話が出た。前代表は2007年の大統領選挙当時、江原道先進国民連帯で活動し、2008年にはハンナラ党デジタル政党委員会諮問委員長だったとキム議員は指摘した。ガス公社の社外重役7人の内、政界に身を置いたり建設業者であるケースは前代表が唯一人だった。これに対しガス公社側は「非常任理事は本人が応募した後に企画財政部で最終決定する」とし「我々には何の権限もない」と説明した。

ガス公社は当事者が辞退した以上、事業者選定日程には変わりがなく、今日28日にも事業者が選ばれる予定だと明らかにした。しかし、キム議員は「現代建設コンソーシアム(現代建設75%、極東建設10%、ソヒ建設10%、ユウォン総合建設5%)が事業者に選ばれる場合には特典是非が続くだろう」とし「李明博政権の無分別な報恩性公企業天下り人事のために、こういう話にならないモラルハザードと放漫経営が広がった」と指摘した。

イ・スニョク記者 hyuk@hani.co.kr

原文: 訳J.S