原文入力:2010-10-08午後08:11:07(1677字)
‘グーグル音声認識’英語を除き初
開発者 "一日で読み取り習得"
入力が楽でツイッターなどに最適手段
ク・ポングォン記者
‘世宗大王はコンピュータに続きモバイル時代まで予想したのだろうか?’ハングルの科学的構造がモバイル環境を迎えますます光っている。
世界最大インターネット企業グーグルは、去る6日と7日 米国本社の開発責任者が直接参加した中で韓国語を対象にした新しいサービスを相次ぎ発表した。 スマートフォンに向かって話をすれば、その内容を文字に変え電子メールや文字メッセージ用に入力する‘音声認識文字入力’サービスだ。歩いたり運転する途中には文字を入力することが難しいが、言葉を文字に変えて送るのでスマートフォンに流用された機能だ。眼につく点は英語に続き、韓国語が2番目に発売されたという点だ。検索語を全て入力する前に検索結果をあらかじめ予測して見せる‘瞬間検索’機能も同時に発売された。英語・スペイン語のようにアルファベットを書く言語を除いては韓国語が初めてだ。
多様な言語で全世界の利用者を対象にしているグーグルにとって、韓国と韓国語は決して‘特別な市場’ではない。アジア地域だけ見ても、日本、中国、インドネシアなど私たちより人口もはるかに多くグーグルの市場占有率が飛び切り高い国も幾つもある。にもかかわらず、韓国市場がこのように特別待遇を受けることになった理由は何だろうか? 私たちが書くハングルの科学的構造が情報化にとてもよく適合するためだとの分析が多い。
グーグルの音声認識研究を総括するマイク シュスト責任研究員は「音声認識は文字で書かれた文章から発音を自動予測するプログラムを開発しなければならないが、英語をはじめとする大部分の言語は発音予測が非常に難しい」として「ハングルの場合には例外がありはするが、とてもやさしかったし、科学的構造も音声認識開発に大いに役立った」と話した。彼は「子音と母音の組合でできているおかげで、簡単なハングル文章を読むことを習うのに一日しかかからなかった」とし 「英語、独語、フランス語、日本語など私が習った多様な言語と比べ、読み取りが非常にやさしい言語だった」 と付け加えた。
ハングルの優秀性はコンピュータが登場する中で徐々に注目され始めた。ローマ字を書く西洋言語とは違い、ハングルにはパッチムがあり形も四角形なのでタイプライターなど‘機械化’には適していないというのが当時までの大方の評価だった。だが、コンピュータ時代が始まりこの問題はきれいに消えた。
子音と母音の体系的組合で組まれたハングルの特性は、モバイル時代を迎え、より一層花開く態勢だ。携帯電話キーボードは世界共通で数字0~9と記号*, # など12ヶから構成されている。英語はキーボード1つに3~4個の字を割り当てており、例えばアルファベットのPはキーボード7を1回、Sは4回押して入力する。これに反し、ハングルの場合には基本子音と母音8ヶで構成されていて、画と双子音ボタンさえ追加すれば、すべての字を素早く組み合わせることができる。 国内でQwertyキーボード スマートフォンに対する需要が低い背景にもハングルの入力便宜性が隠れている。
特に140字に制限されたツイッターなど短文ブログでも、ハングルの‘情報入出力効率性’は一際引き立って見える。例えば‘high school’→ ‘고교’や‘house’→‘집’のように、ハングルでは1,2文字で表現できる情報量が相対的に多い。同じ140字といっても英語に比べより一層豊富な内容を表現できるという点で、ハングルこそスマートフォン時代にぴったりな最適手段であるわけだ。
ク・ポングォン記者 starry9@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/442898.html 訳J.S