hankyoreh

原文入力:2010-10-05午後07:05:50(1015字)
"両親が大企業役員・医師ならばA等級…生産職はG等級"
健康な出産養育環境 造成 名分どこへ行ったか 等級付け

←福祉部結婚サイト両親の職業・学歴で等級付け

保健福祉部が運営費を支援する結婚情報サイトで、本人の学歴と所得、両親の職業などにより会員たちをいくつかの等級に分けて管理してきたことが明らかになり、政府が‘結婚の商品化’を助長しているという批判が出ている。

　国会保健福祉委員会所属チェ・ヨンヒ民主党議員は5日、福祉部国政監査で人口保健福祉協会が運営する結婚支援サイトで家庭環境や学歴などを基準として会員の等級を付け管理していると公開した。福祉部はこの協会に昨年と今年各々5000万ウォンずつ計1億ウォンの予算をサイト運営費として支援した。

　このサイトに上げられた等級基準を見れば、両親が高位公務員・大学教授・医師・大企業または銀行役員ならば最高等級であるAをあたえる反面、農業・林業・畜産業と生産職は最下等級なのかGと評価した。両親の財産も男性の場合、20億ウォン以上ならばA等級、5000万ウォン～2億ウォンは最下位等級だ。

　結婚対象者本人の学歴も等級で順位を付けた。医大・韓医大・歯科大を出たりソウルの優秀大学を卒業したら最高等級のA等級、ソウル一般大学はC等級、地方大F等級、専門大はG等級、高等学校を卒業したら最下位等級のH等級に区分するなど計8等級に細分化した。所得も年俸8000万ウォン以上ならA等級、2700万ウォン未満ならば最下位等級に分類されている。このサイトの会員は現在1万1954人だ。

　チェ・ヨンヒ議員は「政府が支援するサイトで会員たちを対象に両親の職業や財産、学閥により等級を付けるのはとうてい有り得ないこと」とし「これは結婚を奨励するのではなく、むしろ結婚に対する否定的見解だけを植え付ける結果を持たらすだろう」と批判した。

　これに対し人口保健福祉協会は「会員たちの検索便宜のために提供された分類が等級になっていた」とし「等級を直ちになくす」と明らかにした。

　 キム・ソヨン記者 dandy＠hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/442323.html 訳J.S