原文入力:2010-10-01午後07:24:55(993字)
1日からタバコ税 大幅引き上げ
チョン・ナムグ記者
←日本男性 喫煙率推移
日本政府のタバコ税引き上げで20本入りマイルドセブン一箱が300円から410円(約5650ウォン)に上がるなど、日本のタバコ価格が1日 30%ほど上がった。
日本政府はこの日、タバコ一本当たり9.45円だった税金を3.5円追加引き上げした。タバコ製造業者も一本当たりマージンが1.5円ほど上がったことにより、20本入り一箱の販売価格は100円程度上がることになった。日本最大のタバコ製造業者である日本タバコ産業の場合、マイルドセブンなど33品目は410円、他の14品目は440円に値上げした。
日本政府は1998年と2003年、2006年に1本当たり0.82~0.85円ずつタバコ税を上げた経緯がある。4年ぶりに行われた今回の引き上げは史上最大幅だ。
タバコ税の引き上げは喫煙率をより一層早く低めるためだ。日本の男性喫煙率はタバコ税引き上げと公共場所の喫煙区域規制拡大などの措置により2000年の53.5%から2007年40.2%、昨年38.9%に下がった。しかし、経済協力開発機構(OECD)統計で見れば、2007年基準で日本の男性喫煙率は41.3%で、トルコ(51.1%),韓国(46.6%),ギリシャ(46.0%)に続き4位水準で相変らず非常に高いと日本政府は見ている。昨年の女性喫煙率は11.9%で相対的に低かった。
今回の引き上げ措置を控えて実施した各種世論調査では‘今回の機会に禁煙を試みる’という喫煙者が40~50%に達するなど、タバコ税引き上げの影響が大きく現れている。禁煙クリニック訪問者と禁煙商品の販売額は急増している。
日本ではタバコ税引き上げが大幅な販売減少につながり税収が減ってきたことから、税収増大のための措置という批判は出てきていない。日本政府は喫煙率下落は国民の健康悪化を減らし、公共医療費負担を節減する肯定的な効果があると国民を説得してきた。
東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/441854.html 訳J.S