原文入力:2009-02-04午後07:06:51
‘地下バンカー’から出てきた非常経済会議
ファン・ジュンボム記者
←イ・ミョンバク大統領が4日午前、果川政府庁舎知識経済部で現場非常経済対策会議を終えた後、実物経済総合支援団を訪問しイ・ユンホ知識経済部長官(前列左側)等、参席者に輸出入現況と関連した対策を指示している。 大統領府カメラマン団
イ・ミョンバク大統領が4日果川政府庁舎を電撃訪問し、‘現場非常経済対策会議’を主宰した。非常経済対策会議が大統領府地下壕でない地上の事務室で開かれたことは初めてだ。
イ大統領はこの日、知識経済部会議室で開かれた会議で企業構造調整と関連して「企業がワークアウト対象に指定されたという理由で経営上の困難を経験しないように支障なく推進しなさい」と指示したとキム・ウンヘ大統領府副報道担当者が伝えた。イ大統領は「ただし新規事業などは債権銀行を中心に収益性をよく調べて不良が拡大する事例が無いようにしなさい」と頼んだ。イ大統領のこの発言は、構造調整は進めるものの回復可能な企業には金融圏の貸し出し延長など積極的な支援がなされなければならないという意味と解説される。
この日の非常経済対策会議は、この間大統領府地下バンカーで毎週木曜日に開いてきた会議を‘随時化’,‘現場化’することによって用意されたものだ。ユン・ジンシク大統領府経済首席は「毎週木曜日の会議は継続して維持するものの緊急な意志決定を要求したり色々な部署が関連していて解決が難しいことなどに対しては、いつでも会議を開くことにした」として「随時会議を大統領府や該当部署,関連現場などで必要な時にいつでも開催する非常体制を整えることにした」と話した。イ大統領はまた月に一度程度、民生経済現場を訪問する計画だ。イ大統領はこの日の会議で輸出入動向に対する報告を受け「輸出する人は熱心にしているのに政府が積極的でないという」として「輸出保険と貿易金融にならなければ企業は力が抜ける。特に個別企業に対する相談を迅速にしなければならない」と強調した。イ大統領はまた「昨年、世界市場が良かった時とは違い新しい輸出戦略を立てなければならない」として円高を活用した日本市場進出と中南米内需市場進出など非常輸出戦略を立てることを指示した。
イ大統領は「オンライン ゲームは私たちがうまくやっているのに、ソフトウェアとハードウェアが一緒に開発されたクリエィティブな(創意的な)製品はソニーや任天堂が先んじているのが事実」としながら「任天堂ゲーム機を我が国の小学生がたくさん持っているが、そういうものを開発できないか」と国産化の必要性を指摘することもした。
ファン・ジュンボム記者jaybee@hani.co.kr