原文入力:2010-10-01午後10:56:23(1485字)
1年前よりサンチュ 233%・大根の若菜 205%・白菜 119% 騰がり
生鮮食品価格 45.5%↑…統計作成後 最大幅の上昇
ファン・ボヨン記者
先月、新鮮野菜が1年前より何と84.5%も暴騰し‘買い物かご物価’に超非常が点灯した。政府は先月初め、大根と白菜の物量供給を拡大するなど、物価総合対策を発表したが、気象悪化と作物状況不振に‘対応無策’だった。
1日 統計庁が出した‘9月消費者物価動向’によれば、野菜と果物類など新鮮食品は昨年同月に比べ45.5%も騰がり前月より19.5%上がった。新鮮食品指数の前年同月比増加幅は1990年統計作成以後 最大値だ。特に野菜価格は26品目の中で11品目が2倍以上騰がった。サンチュが233.6%騰がったのをはじめ、白菜(118.9%)と大根(101.1%),ネギ(102.9%),ホウレンソウ(151.4%),キュウリ(133.7%),大根若菜(205.6%)等、一般庶民の食卓にしばしば上る品目がそろって大幅に騰がった。
こういう影響で9月の消費者物価も3.6%(前年同月比)と異例的に大きく上がった。9月消費者物価は昨年4月の3.6%以後 最も高い上昇率を記録した。統計庁と企画財政部は「野菜類の9月物価上昇寄与度が0.78%に及び、全体物価上昇の70%を占めた」として「農産物価格が例年水準を維持したとすれば9月物価上昇率は2.9%水準だった筈」と明らかにした。
野菜価格が暴騰したのは先月の頻繁な雨など異常気候と台風コンパスの影響で全般的に野菜作物状況が40%ほど減ったのに伴うものと財政部は説明した。主産地の大関嶺地域に降った集中豪雨で白菜生産量が平年より40%減り、ネギも台風が京畿道物量の50%をなぎ倒した。低温性野菜のサンチュも生育期間の8月に現れた高温現象で物量が大幅に減った。
ユン・ジョンウォン財政部経済政策局長は 「大根と白菜は10月中旬以後、準高冷地および秋物が出荷されれば需給条件が改善され、ホウレンソウとサンチュも暑さが終わり作物状況が良くなっている」として「10月物価は3%台序盤を示すと展望している」と話した。だが、今後の物価の流れは大幅に騰がった野菜類価格の正常化速度により大きく左右される展望だ。
先立って政府は秋夕(チュソク)を控えた先月2日、関係部署合同で庶民消費品目を中心にした物価総合対策を発表した。大根と白菜の農協契約栽培物量を拡大し、キムチ漬けの季節需要に備え適正栽培面積確保を誘導するなどの措置に出たが、秋夕需要と気象悪化が重なり効果をみることができなかったわけだ。合わせて9月にサービスや工業製品等は各々 昨年同月より2.0%と2.2%の上昇率が安定的だが、いくつかの品目は強勢を見せた。都市ガス料金が5.8%上がり、幼稚園費(6.0%)と大学受験塾費(総合班・4.9%),金の指輪(19.4%),液化石油ガス(LPG自動車用・12.1%)等も騰勢だった。
ファン・ボヨン記者 whynot@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/441855.html 訳J.S