hankyoreh

原文入力:2010-09-30午後11:03:34(1839字)
分厚い頬の肉と‘二重あご’等 太った体格
金正日も 30年前 顔公開後 本格 歩み
北 記者 "キム・ジョンウンは大きな星 1個…万事通達"

ソン・ウォンジェ記者、クォン・ヒョクチョル記者

←キム・ジョンウン北韓労働党軍事委員会副委員長(前列右端)が去る28日、平壌で開かれた朝鮮労働党代表者会に参加し拍手している姿が含まれる動画が30日 公開された。 <YTN>画面キャプチャー

ベールに覆われていたキム・ジョンウンの顔写真が30日、北韓労働党機関紙<労働新聞>を通じて公開された。キム・ジョンウンの写真が北側メディアを通じて公開されたのは今回が初めてだ。党中央軍事委員会副委員長という公式職位登板直後に顔を明らかにしたのは、今後 実質的‘後継者’として後継構図構築のための公開活動に活発に出ると予告したものと分析される。

<労働新聞>はこの日 1面に金正日国防委員長とキム・ジョンウンが平壌、錦繻山記念宮殿前で今回の党代表者会参席者、党指導機関関係者などと共に取った写真3枚を載せた。<朝鮮中央通信>が伝えたこれらの写真には最前列中央のキム委員長周辺に少なくとも200人、多くて1000人程度が座ったり立った姿勢で両側に並んだ姿が含まれている。

キム・ジョンウンはキム委員長の右側2番目に座っている。キム委員長と同じような濃灰色の‘人民服’姿で、軽く握った両拳を太ももの上にのせ多少緊張した表情をしている。全体的に太り気味で、分厚い頬肉とあごの下に肉が付いた‘二重あご’だ。 金委員長に似ていたということよりはおじいさんの金日成主席の若い時期の顔と似た印象を匂わす。

金委員長とキム・ジョンウン、党政治局常務委員5人など最前列は椅子に座っているが、残りは立って写真を撮った。

キム・ジョンウンの顔公開は今回の党代表者会を通じてキム・ジョンウン後継構図が公式スタートしたことを語る根拠と評価される。キム・ジョンウンの父親である金正日委員長は、1974年2月に党中央委政治委員となり後継者に確定したが、外部に彼の名前と顔、職位が公開された時点は6年後の1980年10月の6次党大会だった。この時、金委員長は政治局常務委員と秘書局秘書、中央軍事委員など党3大要職を全て占め、自身が金日成主席の後継者であることを外部に公表した。また、これを基点に公開的な歩みに出た。これに照らし、キム・ジョンウンもまた、今後 公認された後継者として公開活動を行うという観測が出ている。

これと関連して今後、キム・ジョンウンの公式呼称がどうなるかも関心事だ。金正日委員長は74年に実名の代わりに‘党中央’、‘親愛する同志’という別称で呼ばれた。顔が公開された80年からは実名を含め‘親愛する金正日同志’に呼称が変わった。キム・ジョンウンはこの間‘セッピョル(金星)将軍’、‘青年大将’、‘キム大将’等と呼ばれてきたことが分かった。今後は実名に各種の修飾語と‘大将’、‘同志’等の称号がつく形になるのではないかという推定が出ている。

この日、板門店で開かれた南北軍事実務会談に同行したある北側記者たちは「キム・ジョンウンが星４つの大将になったのか」という質問に「大きい星１つ(次帥)だ」と答え、北側内部ではキム・ジョンウンが副元帥等級と紹介されているのではないかとの観測を産んだ。これらはまた、キム・ジョンウンに対して 「コンピュータだけでなく政治、経済、政治、社会、文化 全てのことに精通された方」とし「指導者として必要な全てのことを備えられた」と話した。

ソン・ウォンジェ、クォン・ヒョクチョル記者 wonje＠hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/441672.html 訳J.S