本文に移動
全体  > 経済

シン・サンフン新韓金融持株 社長‘職務停止’

登録:2010-09-15 11:04

原文入力:2010-09-14午後10:29:07(1222字)
理事会 賛成10票-反対1票…‘新韓事態’縫合局面

チェ・ヘジョン記者

←ラ・ウンチャン新韓金融持株会長(左側写真)とシン・サンフン社長が14日夜、理事会が終わった後、車に乗り固い表情でソウル、中区、太平路の新韓銀行本店を後にしている。新韓金融持株理事会はこの日、シン社長に対する職務停止を決めた。 イ・ジョンチャン先任記者 rhee@hani.co.kr

新韓銀行が直前銀行長のシン・サンフン新韓金融持株社長を告訴したことに触発された‘新韓事態’がシン社長に対する理事会の職務停止決定でひとまず縫合局面に入った。当初、新韓銀行側から推進したシン社長解任可否は検察捜査結果が出た後に決めることにした。しかし、シン社長をはじめラ・ウンチャン持株会長とイ・ベクスン銀行長など最高経営陣全てが告訴・告発された状態であり検察調査結果により再度の激変が予想される。

新韓金融持株は14日 理事会を開き、シン社長に対する職務停止案を上程し賛成10票と反対1票で通過させた。シン社長が反対票を投じ、日本、大阪からテレビ会議で参加した在日同胞社外重役の平河洋二は表決には参加しなかった。

チョン・ソンビン理事会議長は「両側の意見を聞いたが理事会は(シン社長の背任・横領の)真偽を判断する立場になく、また してもならないという結論を下した」とし「ただし現在の市場の憂慮と不確実性が激しいためシン社長が正常に業務を遂行することは不可能だと判断し代表理事社長職務停止案を議決した」と説明した。この日の理事会では理事どうしの激しい討論の末に解任案の代わりに職務停止案を上程したと伝えられた。

代表理事社長職を剥奪する解任とは異なり職務停止は一定期間 業務遂行が制限されるが、検察捜査で無嫌疑と明らかになれば正常な業務に復帰することができる。チョン議長は「検察の判断を待つという趣旨で理解して欲しい」として「新韓金融の内部統制に問題があるならば徹底的に調査し対策をたてる」と話した。シン社長は「理事会決定を尊重する」として「疑惑をはやく晴らすために最善を尽くす」と話した。シン社長の職務停止により当分の間 会長が代表理事社長業務をあわせて遂行することになる。

この日の理事会決定で新韓内紛事態はひとまず結末を見たが、検察と金融監督院の調査などが予定されており、紛争の素地は依然として残っている。新韓銀行は去る2日、シン社長が新韓銀行長在職時期に950億ウォン相当の不当貸出を行い、イ・ヒゴン名誉会長の顧問料15億ウォンを横領した疑惑があるとし検察に告訴した。

チェ・ヘジョン記者 idun@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/439828.html 訳J.S