原文入力:2010-09-13午後12:22:12(1225字)
この間 科学的根拠に地質研究院計算結果提示してきながら
"実験体公式に過ぎない…環境により差異が出る" 結論 覆す
イ・ヨンイン記者
←13日午前、天安艦被撃事件合同調査団 結果報告書発刊ブリーフィングが開かれたソウル、龍山区の国防部で、忠南大学校ノ・インシク教授が天安艦推進機の変形分析結果を発表している。 ニューシス
国防部が13日、天安艦最終報告書を発表しながら天安艦を沈没させたものとして民官合調団が指定した‘1番魚雷’の爆発力を生かすために、いくつもない科学的根拠の一つである空中音波で測定した爆発力規模を捨てた。
国防部はこの日、海底や陸上ではなく水中爆発現象を説明するためのレイリー-ウィリス公式について「レイリー-ウィリス公式は自然の因果関係を法則化させたものではなく、無数に多くの水中爆発実験を通じて作った実験体公式」として「環境によって差異が生じうる」と主張した。これは、この間の主張を事実上覆すものだ。こういう脈絡で見れば、国防部が爆発力を推定できる科学的根拠はほとんど消えるわけだ。
先立って韓国地質資源研究院は3月30日に作成した文書で「機雷または、魚雷が天安号(天安艦)下部で爆発した場合、水面下10m地点で爆発したと仮定して空中音波信号からレイリー-ウィリス公式を利用して計算した爆発力は約260㎏のTNT爆発に相応する」と明らかにした。
こういう根拠に基づき、この間 国防部は250㎏内外の爆発力が天安艦を沈没させたというシミュレーションを公開した。しかし。ハンギョレが魚雷爆薬はTNTよりはるかに爆発性能が優れた他の爆薬を混ぜるのでTNTより1.4~2倍程度より大きい350~500㎏の爆発力を持つと指摘し、国防部発表に対する信頼性に疑問がおこり始めた。(9月10日付報道参照)
国防部はこの日、最終報告書発表の席でも1番魚雷と空中音波で測定した規模が合わないという指摘に対し「地震波と関連した部分は、我々は初めから地震波を持って爆薬量を定めたのではない」として「レイリー-ウィリス公式はとても深海の水深で作られたものなので処理により違いが生じうる」と主張した。
しかし空中音波で測定した規模を捨てる場合、‘1番魚雷’の爆発力は地震波で測定した140~180㎏の規模にしかならず、重魚雷と見ることが難しくなる。
国防部はまた‘1番魚雷’の腐食程度を説明するために、いわゆる‘加速化推進法’を使うと言ったが、「専門家たちに依頼をしたが、不可能だという返事を得た」と明らかにした。
イ・ヨンイン記者 yyi@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/439527.html 訳J.S