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三星半導体 労働者白血病 労災被害 追跡

登録:2010-09-10 15:59

原文入力:2010-09-10午前09:26:56(1142字)
‘パンオルリム(四捨五入)活動家’米公衆保険学会賞

←パンオルリム(半導体労働者の健康と人権守り)活動家、コンユ・ジョンオク(36・産業専門医)氏

三星電子半導体工場の白血病労災被害などを粘り強く追跡してきた‘パンオルリム(半導体労働者の健康と人権守り)’活動家 コンユ・ジョンオク(36・産業専門医・写真)氏が米国公衆保険学会(APHA)があたえる‘2010産業安全保健賞(Occupational Health & Safety Awards)’受賞者に選ばれた。

米国公衆保険学会は全世界3万人の医療専門家たちが集まった機構で、産業安全と労働環境改善分野で優れた成果を出した人にこの賞を与える。学会は「コンユ・ジョンオク産業専門医がパンオルリムという団体を通じ半導体産業の癌発病犠牲者のために優れた活動を行ったので受賞者に選定した」と明らかにした。

半導体労働者たちのための彼女の活動は、去る2007年3月三星電子半導体工場で仕事をして23歳で亡くなったファン・ユミ氏事件が契機となった。大学の時に貧民医療奉仕を始めて以後、一貫して労働者の健康問題に関心を持ってきてきた。その後、犠牲者の遺族・イ・ジョンナン労務士などと共に‘パンオルリム’を作り、4年にわたり真相究明のための活動をしている。

産業専門医として彼女は白血病労働者たちの情報提供が入ってくる度に直接当事者に会い医療相談を行い身体の状態を詳細に記録している。患者たちが勤労福祉公団に集団行政訴訟を出す時にも関連医学資料を几帳面に整え裁判所に出した。昨年には英国で出版された電子産業労働環境の有害性に関する本<Challenging the chip>を翻訳することもした。国際連帯活動により去る4月28日‘世界産業災害死亡労働者追慕の日’に全世界62団体が共同で三星半導体白血病問題に対する声明を発表するようにする成果を出すこともした。

コン氏は<ハンギョレ>に「米国公衆保険学会がコンユ・ジョンオク個人ではなくパンオルリムに賞を与えるということだと考える」として「今回の受賞を契機に全世界にパンオルリムの闘争を広く知らしめたい」と話した。彼は来る11月9日、米国、コロラド州、デンバーで開かれる公衆保険学会年例会議および授賞式に参加し、全世界の医療専門家たちに韓国半導体産業の労働環境実態を知らせる計画だ。

イム・ジソン記者 sun21@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/439213.html 訳J.S