原文入力:2010-09-07午後07:19:58(1246字)
セメント・掘削機など具体品目明示し要請
李大統領 "対北韓政策 適切にしようと思う"
ソン・ウォンジェ記者、ファン・ジュンボム記者
北韓が赤十字チャンネルを通じて水害支援のためのコメと重機、セメントの提供を南側に要請した。政府はこれの受け入れを肯定的に検討している。
統一部は7日 「北韓 朝鮮赤十字社が去る4日午後、開城工業団地管理委員会を通じて‘南側が水害物資を提供する場合には非常食料、生活用品、医薬品よりはコメと水害復旧に必要なセメント、自動車、掘削機などを提供すればうれしい’という通知文を大韓赤十字社(韓赤)総裁宛てに送ってきた」と明らかにした。先立って韓国赤十字は8月26日、朝鮮赤十字社に水害支援意思を伝達したのに続き、同月31日にも支援品目と規模(100億ウォン),支援経路など細部計画を含む通知文を再度発送した経緯がある。
韓国赤十字の対北韓水害支援計画にはコメと重機、セメントは含まれていなかった。北側の今回の要請はこれに対する修正提案だ。
北側要請に対し、大統領府高位関係者はこの日 記者らと会い「近い将来、コメを支援するかどうかを発表する」とし「すでに北韓に通知した100億ウォン規模以内でどんな品目を支援するのが良いか検討する」と話した。彼は「北韓が何が必要だと言ったことがないが、今回は明確に要請したので以前とは異なる」としながら「これは南北関係の流れに肯定的な側面がある」と付け加えた。政府高位当局者も「受恵者が逆提案してきたことなので、これもまた考慮対象に加えて検討する」と明らかにし、事実上 受け入れの可能性をほのめかした。彼は「対北韓水害支援は緊急救護と人道主義的性格があり、今回の支援は政府ではなく韓国赤十字次元の支援」と付け加えた。
李明博大統領はこの日、アン・サンス ハンナラ党代表との月例会合で対北韓政策と関連して「国民の水準が高く国民も見守っている。それで適切にしようと思い、大韓赤十字社で支援しようと思うがこれも一歩前進」と話した。李大統領のこの日の発言もやはり対北韓水害支援に肯定的な意向をほのめかしたものと解釈されている。
政府が韓国赤十字を通じた対北韓コメ支援に出る場合、対北韓水害支援のための赤十字会談開催などにつながり、天安艦事件で凍りついた南北関係を切り替える契機として作用する可能性がある。コ・ギョンビン前統一部政策広報本部長は「北側がテスン号を送還したのに続き、南側がコメと重機支援に出る場合、南北間の人道的措置の連鎖作用を通じて関係改善の機会になりうる」として「政府の前向きな姿勢が必要だ」と話した。
ソン・ウォンジェ、ファン・ジュンボム記者 wonje@hani.co.kr
原文: 訳J.S