原文入力:2010-09-01午後09:50:29(1014字)
空港公社、論難起きるや配置転換
キム・グァンス記者
空港の全身検索器を巡り‘全裸露出’憂慮など、人権侵害論難がおきているなかで、国際空港である釜山、金海空港の全身検索器運営要員中3名が性犯罪前歴者であることが明らかになった。
釜山警察庁金海空港警察隊は1日、金海空港の全身検索器専門担当検索要員27人中、韓国空港公社が直接採用した契約職職員1人と、下請け業者の警備用役業者S社職員2人など3人が性犯罪前歴があることが確認されたと明らかにした。空港公社契約職の男性職員は2008年に強制わいせつ疑惑で、S社男性職員は2006年に売春斡旋疑惑で、S社女性職員は2005年にわいせつ物流布疑惑で各々罰金刑を受けていたことが明らかになった。これらは2~5年間、金海空港で一般検索業務を遂行し最近、全身検索器運用および分析要員に転換配置されたと分かった。
韓国空港公社は最近、テロなどに備えるとし仁川・金浦・金海・済州など4ヶ国際空港に全身検索器を設置した。現在、金海空港には全身検索器1台が稼動しており、監督職9人と一般職18人など27人の運営要員が交代で勤めている。
これに対し韓国空港公社釜山本部側は「関連法により5年ごとに職員の身元照会をしているが、性犯罪の前科記録が出てこなかった」として「新規職員を採用する時、身元調査をさらに徹底的に行い、このようなことがおきないようにする」と明らかにした。釜山本部は1日、遅れてこれら性犯罪前歴者3人を一般検索業務チームに転換配置した。釜山警察庁イ・ソノク空港警察隊長は「韓国空港公社が釜山、江西警察署に身元照会を要請する際,セクハラ、わいせつ物流布などの項目を除き前科照会であらわれなかった」とし「全身検索器運営要員を採用したり配置をする際は慎重にしなければならない」と話した。
一方、この日全国4ヶ空港で全身検索器が試験運営されるや、人権団体活動家10人余りは仁川国際空港ロビーで記者会見を行い「法律的根拠なしで強行する全身検索器運営を直ちに中断せよ」と要求した。
釜山/キム・グァンス記者 kskim@hani.co.kr
原文: 訳J.S