原文入力:2009-02-02午後07:06:43
貿易赤字 29億7千万ドル
イ・ヨンイン記者
輸出戦線が非常事態になった。新年一月から輸出減少幅が史上最大となり、貿易収支も一ヶ月ぶりに再び赤字に転落した。
知識経済部が2日発表した‘1月輸出入動向’によれば、1月輸出は昨年同期より32.8%も減った216億9千万ドルを記録した。こういう減少幅は月別輸出入統計を開始した1980年以来最も大きいものだ。これまでの最大減少幅は2001年7月の情報技術(IT)バブルがはじけて現れたマイナス21.2%であった。操業日数を考慮した一日平均輸出額でも10億1千万ドルで前年同月対比24.6%も減った。
輸出の減少傾向は昨年11月のマイナス19.5%を始まりに12月マイナス17.9%に続き3ケ月目だ。今回ははるかに大幅に落ちた。これは正月連休など操業日数減少のせいもあるが世界的に実物景気が速い速度で一斉に沈滞したことに伴うものと知識経済部は明らかにした。
輸入もやはり246億6千万ドルで外国為替危機当時の98年7月マイナス43.9%以後最も大きい幅である32.1%の減少率を見せた。これに伴い今年100億ドル以上の黒字を目標にした貿易収支は新年初月から29億7千万ドルの赤字となった。
品目別輸出実績を見ると、上位13大品目中で船舶を除いては皆2桁の大きな減少幅を記録した。特に家電が65.2%も減ったのをはじめとして、コンピュータ(-60.4%),自動車(-54.8%),自動車部品(-50.9%)等、主力輸出品目の輸出が半減した。船舶は昨年1月に比べ20.2%増えた。しかし2～3年前に受注して先月に引き渡したものを輸出実績として計算したものなので、現在の造船景気状況を反映したとは見にくい。
地域別(1～20日基準)に見てもオセアニア(オーストラリア・ニュージーランドなど)とアフリカを除いては先進国と開発途上国向け輸出がすべて大幅に減った。 イ・ヨンイン記者yyi＠hani.co.kr