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チョン・テグン‘査察 背後 イ・サンドク’公開 挙論

登録:2010-09-01 07:27

原文入力:2010-08-31午後07:10:04(1679字)
ハンナラ研鑽会で "大統領府・国家情報院 査察知っていた"
公開自制していたが‘本質覆い隠し’疑惑に実名明かす
チョン・ドゥオン、ナム・ギョンピル議員も "ビッグブラザーがいる" 加勢

シン・スングン記者、イ・ジョンエ記者

←チョン・テグン ハンナラ党議員

不法査察被害者のチョン・テグン(写真)ハンナラ党議員が31日 「イ・サンドク議員が、大統領府と国家情報院により査察がなされたという事実をあらかじめ知っていた」として、イ議員の不法査察関与説を公式提起した。これは李明博大統領の実兄であるイ議員を事実上 不法査察の背後人物だと目星をつけたことであり、査察波紋は新局面を迎えることになるものと見られる。この間、不法査察の背後説が生い茂ったが、与党議員がイ議員の実名を公開的に挙論したのは初めてだ。

チョン議員はこの日、天安知識経済部公務員研修院で開かれたハンナラ党議員研鑽会でこのように話した後 「それでも検察で公職倫理支援官室関係者3人だけを拘束したことは理解できない」と話した。この日の研鑽会にはイ議員も出席中だった。チョン議員は「すでに拘束されたイ・インギュ(前公職倫理支援官室支援官)・チン・ギョンナク(前企画総括課長)だけをまともに捜査しても査察の背後と全貌を明らかにできるのに、検察は当事者告発がないために捜査をしないという詭弁をならべ検察権を自ら放棄している」として‘検察のお兄さん庇い’疑惑も提起した。

チョン議員のこの日の発言で‘民間人不法査察→パク・ヨンジュンなど先進国民連帯背後論→国家情報院の与党議員査察’に拡大を繰り返してきた査察波紋は結局‘お兄さん背後論’に飛び火した。

チョン・ドゥオン、ナム・ギョンピル、チョン・テグン議員など、与党内不法査察被害者3人衆はこの間 「胴元はお兄さん」という認識を共有してきた。これらは私席で「イ・サンドク議員が去る2008年国家情報院イ・某氏がチョン・ドゥオン議員の周辺を査察している当時からすべての事実を知っていたし、具体的な証拠も持っている」と話してきた。しかし政治的波紋と内部権力闘争を日常的に行っているという批判を憂慮し公開指名は自制してきた。だが、背後糾明のための再捜査要求などにもかかわらず、権力核心部がパク・ヨンジュン前総理室国務次長を知識経済部次官に移動させ、公職倫理支援官室関係者数人を拘束する線で事態を縫合しようとするや、直接‘お兄さん狙撃’に出たと分析される。

チョン・ドゥオン、ナム・ギョンピル議員も「ビッグ ブラザーがいる」 として、お兄さん背後論に加勢した。チョン・ドゥオン議員は研鑽会の後、記者らに会い「総理室で(民間人査察関連)コンピュータを全て破壊する事態が起きたのに誰も問責せず、処罰もしない」として「これはイ政府の規律が腐ったということ」と批判した。ナム議員は「ほとんどすべての機関が動員されなくては不可能な査察報告書が流れさまよっているのに(選挙の時)野党や情報機関の流出によって明らかになれば選挙を行うことはできない」として「次の総選挙と大統領選挙のために必ず暴かなければならない」と話した。チョン・テグン議員は<ハンギョレ>との通話で「政府自ら査察の背後を明らかにし、自浄するように願ったが本質を覆うことにだけ汲々としていた」として「イ・サンドク議員が査察事実をあらかじめ知っていたことが明らかな以上,最後まで戦う」と話した。

だが、イ・サンドク議員はチョン議員の疑惑提起に対し 「悪口を言われない人がどこにいるか。(話)す方もいることであり、どうにもならない」として「コメントしたくない」と話した。

シン・スングン、イ・ジョンエ記者 skshin@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/437619.html 訳J.S