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“高大 入試不正でなければなぜ公開できないか”

登録:2009-02-02 22:37

原文入力:2009-02-02午後09:57:12
‘疑惑’ふくらむ中で選考基準公開せず
特殊目的高 優待‘変数’適用説…一線学校‘混乱’
言論で‘入試事故’批判するや高大側言葉を変えて

ユ・ソンヒ記者,チョン・ヨンイル記者

←高麗大が2009学年度随時2-2学期一般選考で特殊目的高校出身受験生らを優待する‘高校等級制’を適用したという指摘が提起された2日午後、高麗大生らがソウル,城北区,安岩洞の高麗大入学処を出入りしている。 チョン・ヨンイル記者yongil@hani.co.kr

事実上 ‘高校等級制’を適用したことが明らかになった高麗大随時2-2学期一般選考で同じ高校の志願者の中で成績がより良い学生が落ちるという理解できないことが発生し、‘入試不正’疑惑までふくらんでいる。だが高麗大は正確な解明をせずごまかす態度を見せている。教育・市民団体らは高麗大が入学選考の基準と結果を透明に公開することだけが入試不正疑惑を解く道だと指摘している。

ソウル C高のある高校3年生は内申1.73等級をとって高麗大経営大に志願し1次で落ちたが、同じ学校の他の学生は内申2.68等級をとって合格した。またソウル S女子高でも内申1.68等級をもらった学生が政経系列に合格したが、別の学生は内申1.43等級を得て同じ系列で落ちるということが起きた。二つの事例は全て反映比率の非教科領域でも大差なかったり、むしろ落ちた学生が合格した学生より優秀だった。(<ハンギョレ> 11月21日付10面参照)

高麗大選考過程の疑惑を調査してきたクォン・ヨンギル民主労働党議員は「入試不正でなければありえない結果」と話した。入試担当一線教師らも「とうてい理解することはできない結果」として「高麗大側が入試不正疑惑から脱しようとするなら明らかな解明をしなければならない」と話している。

入試専門家たちはこういう非常識的なことが起きたのは、高麗大が公開せずにいる‘内申成績算出公式’のK値とα値に起因すると見ている。このため一線学校では志願学生たちの内申点数さえ算出することができない実情だ。一線教師らは同じ高校の志願者の中で内申成績はもちろん非教科領域でも卓越した学生が落ち、それより劣る学生が合格することが起こったのは特殊目的高校生優待のために非公開変数を適用または操作する過程で起きたことではないかと疑っている。

ソ・テヨル高麗大入学処長は昨年10月「2007年論述成績を反映して作った内申補正システムのαとK値を論述を行わなかった今年の選考にもそのまま適用した」と明らかにしたことがある。これに対して一部言論で‘入試事故’と批判し「2007年と2008年のKとα値が同じだったという話だけで、そのまま使ったという意味ではない」と言葉を変えた。

高麗大に対する‘入学選考中止仮処分申請’を準備した大田進学指導協議会長キム・ドンチュン教師(大成高)は2日「教師たちの間では高麗大の入学選考案を信じることができないという総体的な不信が広まっている」として「本当に高麗大が憚る点がないならば一線学校の入試指導のためにも非教科・教科領域の実質反映率などを必ず公開しなければならない」と話した。全国教職員労働組合も「大学自律が‘入試事故’を起こせという言葉ではない」として「高麗大は入学選考に関連したすべての資料を直ちに公開し疑惑を解きなさい」と促した。

しかし高麗大入学処関係者はこの日「大教協を通じて必要な資料を提出したし不十分な部分があるならば大教協という公式チャンネルを通じて解明する。大学が自律的に作った入試制度に対して私たちの意図と違うように解釈するといっていちいち対応する必要は感じられない」と話した。 ユ・ソンヒ記者duck@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/336461.html

原文: 訳J.S