原文入力:2008-12-05午後09:06:00
全教組 “集団訴訟など法的対応”
キム・ソヨン記者
4930人 インターネットに…“全国すべての学校名簿追加公開”
ニューライト全国連合など保守性向の団体らで構成された‘反国家教育剔抉国民連合’は5日ソウル地域で働く全国教職員労働組合(全教組)所属教師4930人の名簿を公開した。全教組は集団訴訟など法的対応方針を明らかにした。
国民連合はこの日午前、ソウル,中区 貞洞セシルレストランで記者会見を行い「私たちの教育が困難にぶつかることになった理由の一つは全教組教師らが教師の身分に外れる行動をし学生たちに偏向的な教育をしてきたため」とし「父兄らの知る権利次元から、どの教師が全教組教師なのかを知らせる必要があり名簿を公開した」と主張した。
国民連合は記者会見終了後、学校別全教組教師4930人の実名をこの団体サイト(noanti.com)に上げた。名簿公開事実が知られるやこれを確認しようとする人々が一度にこの団体サイトに接続し、この日午後、一時同サイトがダウンした。
国民連合は「公開された名簿は各学校の学校運営委員会と父兄等を通じて確認したもの」とし「今後2～3次公開を通じ全国すべての学校に在職中の全教組教師名簿を公開する」と明らかにした。国民連合はまた「名簿に含まれた教師たちの中には過去全教組に加入して現在は脱退した人もいるかもしれないが、とにかく全教組に身を置いた人だから公開した」としながら「削除を要請してきた場合適切に措置する」と語った。国民連合は去る10月15日全教組を国家保安法上利敵団体構成などの嫌疑で検察に告発したことがある。
これに対し全教組は声明を出し「今回の名簿公開は個人の意志と関係なくなされたものであり個人情報公開法など実定法違反可能性があり、特に国民連合が全教組を利敵団体嫌疑で告発した状態で公開したものであることから誣告と名誉毀損の素地もある」として「集団訴訟を提起する方案を検討中」と明らかにした。
全教組は引き続き「教員労組は教員らの利益向上と専門性伸張のためにある合法的な組織であり、これを無力化しようとすることこそむしろ憲法が保障する労働権を否定する反国家行為」と批判した。
キム・ソヨン記者dandy＠hani.co.kr