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4大河川 完工欲心‘レイムダック’操り上げ

登録:2010-08-23 09:50

原文入力:2010-08-22午後07:23:27(1682字)
‘任期内仕上げ’総力戦、国民的反対にぶつかり
地方政府とも葛藤 高調… "政治功績 積み重ねに恋々とするなかれ"

イユ・チュヒョン記者、シン・スングン記者、ソン・ヨンチョル記者

李明博大統領が来る25日で5年任期の折返し点をむかえる。この日を基準としてイ大統領に残った時間は913日。今まで大統領が見せた‘断固たる’態度から推してみる時、彼が今後総力をつくして集中する課題としては4大河川事業が筆頭に挙げられる。だが、進歩と保守を離れ、政界と宗教界・市民社会では900余日間にイ大統領が絶対にゴリ押ししてはならないこととして4大河川事業を指摘する。特にイ大統領は血税22兆ウォン余りを注ぎ込む大型国策事業を自身の任期内に終えるという欲心を捨てなければなければならないと注文する。

キム・ジョンイン前大統領府経済首席は「いかなる指導者も自分が提案したからとこういう大規模事業を任期中に終えるとはいわない」として「事業を始めた大統領が終わらせなくとも、4大河川事業が何年かかかって完工し成功すれば、それは結局‘MB政治功績’として記録されるはずなのに、国家財政状態も難しい状況でなぜこのように急ぐのか分からない」と話した。彼は「イ大統領は地方選挙惨敗の後、4大河川事業を仁川空港やKTX事業のように反対が多くても成功した事業になるかのように例をあげたが、これらの事業は国民的反対が4大河川のように強くなく、ある政権の任期中に始めた人が全て終わらせるという方式ではなかった」と明らかにした。彼は「イ大統領の論理どおりならば京釜高速鉄道はソウルから釜山までをいくつかの区間に分け、いくつかの建設業者が任期中に終わらせなければならないということだが、そのようになれば安全の問題、以後の状況変化、責任問題などを担保することはできない」と付け加えた。

ユン・ヨジュン前大統領府公報首席は「最近野党が代案を出し折衝的な姿勢に転換したが、こうした時は政府が対話を行い合理的な批判は受容しなければならない」として「最後まで任期内完工に固執するならば反対もさらに頑強になり抵抗が激しくなる」と話した。

6・2地方選挙の後に地方権力の地形図が変わった状況で、中央政府が今後もゴリ押しする場合、中央-地方間の葛藤が極大化するという指摘も出る。非常にパク・テスン社会葛藤研究所所長は「4大河川マスタープランが作られる過程が一方的であったため、今からでも住民の意思を反映しようとするなら完工目標時点を先送りし計画を大幅変更するほかはない」として「今までイ大統領は問題があってもないかのように無視する‘回避戦略’を取り続けたが、任期末に行くに従いこれ以上は通じないのみならず地方政府と一層深刻な衝突を呼び起こすことになるだろう」と話した。

キム・キシク参与連帯政策委員長は「イ大統領は国民の反対にぶつかり4大河川事業をゆっくりすると言った瞬間にレイムダックが訪ねてくるという強迫観念を持っているようだ」として「だが、金泳三大統領が労働法闇討ちなどを強行し、かえって急速にレイムダックに陥ったことに見るように、レイムダック防止のために強行して政治功績を残した大統領は誰もいない」と話した。

根本的に、イ大統領が‘顕著な業績’にだけ拘ってはならないという苦言も出ている。4大河川開発事業阻止特別対策委員長を受け持っているチグァン僧侶は「政策ではなく目に見える政治功績だけ考えているのを見れば、まるで独善的な信仰を見るようだ」として「イ大統領は清渓川幻想を信じているから議論や妥協をせずにひたすら説得しようとだけしている」と話した。

イユ・チュヒョン、シン・スングン、ソン・ヨンチョル、チョ・ヒョン記者 edigna@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/436190.html 訳J.S