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米シンクタンク「トランプ・金正恩首脳会談の実現に悲観的…北朝鮮に実益ない」

登録:2026-09-23 06:11 修正:2026-09-23 08:16
(左から)スティムソン・センターのレイチェル・ミニョン・リー上級研究員、東西センターのデニー・ロイ上級研究員、戦略国際問題研究所のシドニー・サイラー上級顧問、東西センターのジン・リー特別フェロー=出典:各機関//ハンギョレ新聞社

 米国のドナルド・トランプ大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との会談の実現を強く目指すなか、米国のシンクタンク関係者の間では、両首脳の会談が実現するのは困難だとする見方が優勢だった。ただし、予想を覆す型破りな行動を好む両首脳の性向をふまえると、突然の会談に備えるべきだとする見方もある。

 米国のシンクタンク「スティムソン・センター」のレイチェル・ミニョン・リー上級研究員は10日(現地時間)、韓国の記者団に対し、「11月のアジア太平洋経済協力(APEC)会議を機に、あるいは近い将来に会談が開かれる可能性については、非常に悲観的だ」とし、「北朝鮮の国内情勢や国際的な安全保障環境を考慮すれば、トランプ大統領とふたたび首脳会談を開いても、得られるものは何もない」と述べた。同氏は続けて、「一つの例外は、トランプ政権が北朝鮮の核保有国としての地位を認めるという保証を与える場合だ」とし、「しかし、米国の対北朝鮮政策には一貫性がなく、米国を信頼することは難しいという北朝鮮の考えをよりいっそう強めている」と述べた。リー研究員は核軍縮の可能性についても、「北朝鮮がいかなるかたちであれ、核兵器の凍結に同意するとは考えられない」とし、「その見返りとして米国が北朝鮮に提供できるものが不明確だからだ」と述べた。

 東西センターのデニー・ロイ上級研究員は14日、「金正恩委員長にとって、トランプ大統領と会う動機は極めてとぼしい状況だ」とし、「2019年のハノイ会談の際、金正恩委員長は侮辱されたと感じており、現在は中国やロシアとの関係が非常に良好なため、あえて米国に頼る必要はない」と述べた。同氏は続けて、「米国と北朝鮮が会談すれば、韓米同盟の弱体化につながるような結果が生じる可能性があるため、両首脳が会談しない状況を悪いこととばかりとらえる必要はない」と述べた。

 戦略国際問題研究所(CSIS)のシドニー・サイラー上級顧問は16日、韓国の記者団とのオンラインインタビューで、「北朝鮮は、自国の核プログラムにいかなる制限も設けるつもりはなく、ロシアという強力なパートナーがいる状況では、米国と対話する必要性もまったく感じていない」と述べた。ただし、同氏は「不意を突き、人々を驚かせることを好む両首脳が、突然会談する可能性は残しておきたい」と語った。

 一方、AP通信の平壌(ピョンヤン)支局長を務めた東西センターのジン・リー特別フェローは、「金委員長は、トランプ大統領の在任中こそが、米国大統領と対話する最高の機会だと認識している」とし、「トランプ大統領の任期が終わる前に会談が実現する可能性があると思う」と述べた。同氏は、「2019年の板門店での朝米首脳会談の際も、トランプ大統領が『アジアに行く』と明言してからわずか36時間後に会談が行われた前例があるだけに、われわれ全員が常に準備しておく必要がある」と述べた。リー委員は「ロシアは取引重視の姿勢を取っており、戦争が終われば北朝鮮を必要としなくなる可能性があることも、北朝鮮は承知している」とし、「金正恩委員長が指導者として示せる最大の成果は、核保有国としての地位を確保し、米国との緊張を緩和することだ」とする見通しを示した。

 今回の米国シンクタンク関係者と韓国の記者団との会合は、韓国言論振興財団と米国の東西センターが主催した韓米メディア交流プログラムを通じて行われた。

キム・ジフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/america/1279057.html韓国語原文入力:2026-09-22 14:44
訳M.S

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