原文入力:2010-08-15午後07:16:54(1461字)
対北韓 強硬策‘非核・開放3000’そのままで
8・15記念演説で‘平和→経済→民族共同体’3段階統一案 明らかに
ファン・ジュンボム記者、イ・セヨン記者
←李明博大統領が15日午前、ソウル、世宗路、光化門広場で開かれた‘光化門懸板除幕および第65周年光復節慶祝式’で祝辞を行っている。 キム・ポンギュ記者 bong9@hani.co.kr
李明博大統領は15日、南北統一時代に備えた財源準備方案として‘統一税’新設の議論を提案した。
イ大統領はこの日、光化門広場で開かれた第65周年光復節記念式で‘共に進む国民、より大きな大韓民国’という題名の祝辞を通じ "統一は必ずくる" として "その日に備えて今や統一税など現実的な方案も準備する時になったと考える" と明らかにした。イ大統領は続けて 「この問題を我が国社会各界で幅広く議論するよう提案する」と話した。政府の対北韓強硬基調と天安艦事態などで南北関係が梗塞した状況で出た統一税提案は北韓急変事態にともなう吸収統一を念頭に置いたものではないかという解釈と、税負担増加にともなう国民の租税抵抗など論難が予想される。
イ大統領はまた 「今、南北関係は新しいパラダイムを要求している。与えられた分断状況の管理を越え、平和統一を目標にしなければならない」とし、平和共同体→経済共同体→民族共同体へつながる3段階統一方案を提示した。これは北韓の核放棄を前提に経済的支援を行い、南北統合を進めていくという既存の‘非核・開放・3000’構想と違いがない。
イ大統領はまた‘公正な社会’が親庶民・中道実用政策の核心的価値と説明した。イ大統領は 「公正な社会こそ大韓民国先進化の倫理的実践的インフラ」として、大企業-中小企業共生政策、規制改革、微笑金融・日差し論などを「公正な社会のための具体的実践」と話した。
イ大統領は合わせて昨年8・15祝辞で言及した選挙制度と行政区域改編に対し「急変する時代に歩調をそろえ未来に備えられるよう一日も早く推進しなければならない」と話した。イ大統領は「必要ならば改憲も国会で議論できるだろう」と原則的言及を繰り返した。
イ大統領は去る10日の菅直人日本総理の‘植民支配謝罪’談話に対し 「初めて韓国民に向かって韓国民の意向に反した植民支配を反省し謝罪した。日本の一歩進んだ努力として評価する」と前向きな返答をした。イ大統領は「今や韓-日両国は具体的な実践を行い、新しい100年を作っていかなければならないだろう」と話した。
アン・ヒョンファン ハンナラ党スポークスマンは「大統領が公正な社会実現を強調したことは我が国社会に新しい話題を提示したもので歓迎する」と喜んだ。反面、チョ・ヨンテク民主党院内スポークスマンは統一税提案に対し 「人道的な対北韓 米穀支援を再開し、6・15宣言と10・4宣言に対する履行意志を明らかにするのが先決」と批判した。ウ・ウィヨン民主労働党スポークスマンは、イ大統領の‘3段階統一方案’に対し 「対北韓強硬策の元祖である‘非核・開放・3000’を放棄しない限り、むなしい言葉のごちそうに過ぎない」と批判した。
ファン・ジュンボム、イ・セヨン記者 jaybee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/435120.html 訳J.S