原文入力:2009-02-02午前09:32:11
“現政府の姿 真正性見えない”
“ロウソクのあかりの肩をもつ” 保守言論から攻撃
パク・ヒョンチョル記者
←‘集会示威法’ 違憲法律審判を請求したパク・ジェヨン判事
昨年繰り広げられたろうそく集会の直後、夜間屋外集会を禁止した現行の‘集会および示威に関する法律’ 条項の違憲法律審判を請求して注目されたソウル中央地方刑事7単独パク・ジェヨン(41・写真・研修院27期)判事が辞職願いを出した。
パク判事は「私の考えが現政権の方向と違い、公職にあるのが大変で負担になった」として「今月末に予定された裁判官人事を前にして辞職願いを提出した」と1日明らかにした。彼は続けて「私は判事であると同時に公職者として政府が行うことに共に責任を負わなければならない立場」としながら「現在のような政府の姿に真正性が感じられず今後も変わらないように思えるので公職を離れることにした」と付け加えた。
パク判事は昨年10月ろうそく集会主導疑惑で起訴されたアン・ジンゴル狂牛病国民対策会議組織チーム長の申請を受け入れ「集会示威法10条は、‘すべての国民は言論・出版・集会・結社の自由を持ち、これらに対する許可は認められない’という憲法21条と真っ向から反する違憲的条項」とし憲法裁判所に違憲法律審判を請求した。集会示威法10条に対する憲法訴訟はこれまで何回もあったが、裁判中に判事が被告人の申請を受け入れ違憲法律審判を請求したことは初めてだった。パク判事の請求でろうそく集会関連の一部裁判が中断され憲法裁判所は来る3月、夜間屋外集会禁止条項の違憲可否について公開弁論を開く。
先立って昨年8月にもパク判事はアン チーム長の公判で「夜間集会禁止条項の違憲性論議があるだけに良心の自由を侵害するかもしれないが、解放されればろうそく集会に再び出て行くか?」と尋ねて、保守言論の批判を受けた。当時<朝鮮日報>は記事と社説を通じて「裁判長が被告人の肩を持って再犯をほう助した」,「パク判事は法服を脱いで今からでもデモ隊に合流するのがより良いだろう」と報道した。
パク判事は「言論の‘攻撃’が大変だったが、それが辞職の理由になったのではない」として「普通そのようなことがあれば自分の考えにさらに確信を持つものだ」と話した。パク判事はむしろ「ろうそく集会裁判等を通じて個別事件の正義を求める判事業務も意味あることだが、社会全体の大きい枠組みに対する理解が必要だと考えるようになった」と語った。彼は続けて「判事ができることには限界があるという事実も感じた」として「弁護士生活と同時に憲法と関連した研究をしたい」という意向を明らかにした。 パク・ヒョンチョル記者fkcool@hani.co.kr