原文入力:2010-08-15午後09:03:48(1519字)
講演で感情表出方式について放言
ストライキ 過剰鎮圧・拷問捜査 招来も
賻儀金 財テク に 偽装転入まで
ファン・チュンファ記者
警察内でも批判の声
チョ・ヒョンオ警察庁長官候補者が盧武鉉前大統領の逝去理由を、借名口座のためだと発言したのに続き、天安艦遺族の感情表出方式を動物に例え卑下した事実が知らされ、適格性論難にまきこまれている。チョ候補者の相次ぐ放言に一般市民はもちろん警察内部からすら批判の声が出ている。
チョ候補者は内定当時から警察総帥として資格があるかを巡り論難が起きた。2009年、双龍自動車労組ストライキに対する鎮圧については‘過剰鎮圧’との批判があったし、今年は無理な実績主義で被疑者拷問事件を招いたという指摘を受けた。
チョ候補者は京畿警察庁長だった昨年、労組員が占拠籠城をしている双龍車、平沢工場鎮圧過程で人体に害となる催涙液をむやみにばら撒き、死亡危険のあるティザーガンを撃ち、批判の俎上に上がった。当時、チョ候補者は公権力投入を通じた強制鎮圧について 「最小限の犠牲を払い工場を確保することにより十万人の働き口が救われるならば、その程度の犠牲は喜んで甘受する論議ができている」と話し物議をかもした。
←ハン・ミョンスク前国務総理(前列左から3番目)とイ・ヘチャン前総理(左側2番目)等が、15日午後ソウル、麻浦区、合井洞の盧武鉉財団事務室で盧武鉉前大統領の逝去が巨額の借名口座のためだと発言したチョ・ヒョノ警察庁長官候補者に民事・刑事上の法的対応を含む責任を問うと明らかにしている。 パク・ジョンシク記者 anaki@hani.co.kr今年のはじめ、ソウル地方警察庁長官として赴任した後、どんどん‘実績’を強調し、その渦中で陽川警察署拷問事件とそこから始まったチェ・スチャン前ソウル、江北警察署長の抗命事件が起きた。それでもチョ候補者は 「実績主義のために拷問が起きたとすれば、残りの警察署も類似の形態を見せなければならないのではないか」とし、実績督促に何の問題もないと強調した。
しかし、チョ候補者が過去の億WON台の弔意金を受け取り、これを元手に財産を増やし、偽装転入までした事実が確認され‘治安総帥として格が落ちる’という声が警察内部からも出てくる状況だ。ある警察関係者は 「実績主義などに責任を負わず末端職員らだけを懲戒する中で内部からもチョ候補者に対する反感が強い」として「偽装転入したのが事実なら、これも懲戒しなければならないだろうに(チョ候補者が)どのように責任を負うか興味がある」と話した。
パク・チン茶山人権センター活動家は「チョ候補者がもし警察庁長官になるならば、G20首脳会議の時にソウル全域が‘レッドゾーン’(通行制限区域)になり、国民の市民的権利は消えることになるだろう」と主張した。
一方、チョ候補者が盧前大統領と天安艦遺族に言及した講演動画CDの回収・廃棄と関連して、警察は明確な返事を出していない。これに民主党ぺク・ウォンウ議員は「そのような放言講演を普及するために予算が使われたこと自体が恥ずかしいこと」として「警察はいつ、何枚のシディが製作され、どんな理由で回収・廃棄されたのかを明らかにし、関連公文書を公開しなければならない」と話した。
ファン・チュンファ記者 sflower@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/435107.html 訳J.S